「あきゆめくくる」感想

DMM GAMES 遊び放題」対象タイトルから目に付いたのをやっていきましょう。今回は「あきゆめくくる」。

比較的とっつきやすくなったシリーズ第3作

1作目はOPムービー前に頭おかしいヒロインとのHシーンを十数回見せつけられ、2作目では展開の乱高下で何も信じられなくなりましたが、本作は比較的マイルドです。比較的。

落ち着いた展開で、登場キャラクターが死ぬこともなく、Hシーン控えめで話が進んでいきます。頭が機能停止することなく最後まで読めました。ぶっ飛びすぎていると「あ、これ理解できないやつだ」となって頭が機能停止しちゃうんですよね。今作は大丈夫でした。ぶっ飛び方が加減されている感じでした。

幼なじみの重い恋のお話

量子力学や二重スリットなど何やら難しそうな言葉が飛び交いますが、これらは重要ではありません。ストーリーを要約すると「恋を盛大にこじらせた幼なじみの暴走物語」です。その暴走手段が量子力学とかそういうの、というだけなので別に理解する必要はないです。WSPも量子爆弾も、全部どうでもいいですよ。

前作・前々作もそうでした。序盤で重要っぽかった要素が終盤で「あぁあれ?どうでもいいよあんなの」と流されるやつです。大分慣れました。

ヒロインを安心してかわいいと感じられる

CGの質が安定して高く、キモいCGがありません。1作目のようにCGの半分がアレってことはなく、スムーズに「かわいい」と感じられました。「CGが何か変」という障害がなく、最初から本編に気を向けられるというのは非常に大切なことです。障害は単純にマイナスです。「頑張って普通」なので。

また今作は前作ほど展開が暴れないため、ヒロインに魅力を感じたときに安心してそれを受け入れられます。前作のような「好きになって大丈夫?」な不安はなかったです。

そんなこんなで心穏やかにヒロインを好きになれました。言動が表面上おかしいのは相変わらずですが、性格がねじ曲がっているわけではないので、大した問題ではありません。

総評

1作目、2作目を経て、遙か上空で荒ぶっていた神がやっと人間にも理解できる高さまで降りてきてくださった、とそんな感じです。前2作は選ばれし少数精鋭以外にはキツい作品でしたが、今作は割と多くの人が楽しめる設計になっています。

元々の「少数精鋭」の方々にとっては「神が落ちた」ということなので、レビューサイトなどで「これまでと比べると…」という意見も発生していますが、選ばれていなかったその他大勢にとっては今作の方がいい塩梅です。