BAD ENDって見てますか?

誰とも結ばれなかったりヒロインと別れたり死んだり、そういうルートってありますよね。ちゃんと見てますか。私は見てません。

BAD ENDって気分が沈むじゃないですか

悪いエンドなんですから、そりゃ見たら気分が沈みます。そういうふうに作られていて、そういうふうに機能する、そういう道具です。

それでいて見なきゃいけないものでもないです。たまにBAD ENDを見ないと入れないルートもありますが、大抵は見なくても他のルートに影響しません。そういうワケで、「BAD ENDを見ないと入れないルート」以外には、BAD ENDを見る必要はありません。

なぜBAD ENDが存在するのか

プレイヤーの気分が沈むのに、必要でもない。なぜそんなものをわざわざ用意してしまうのか。理解に苦しむところですね。

BAD ENDがない不自然さを我慢できない

人間は無意識のうちに正しいものを作ろうとしてしまいます。「正しい」と作っている最中とても気持ちいいものです。逆に作っているものが「正しくない」と、常に違和感と戦わなければなりません。それで強靱な精神力を持っていない限り、厳しい現実に準拠した夢物語からほど遠い作品を作ってしまいます。

「1+1=」にわざわざ「5」と書けますか。「2」って書きたくなりますよね。現実では告白しても断られたり、そもそも一生独身で終えることもあります。それも割と高確率で。そういう世界で育ってきたため「特に努力もしていないのに、美少女が大勢転がり込んできて選り取り見取り」なんて不自然な状況に耐えられないんですね。それでついBAD ENDを入れちゃうわけです。

HAPPY ENDを引き立たせるため

人間は差を感じる生き物なので、NORMAL → HAPPYよりBAD → HAPPYの方が差が大きく、よりHAPPY ENDを楽しく味わえます。そのはずでした。確かにBAD ENDからうまく気持ちを切り替えてHAPPY ENDまで辿り着いてくれるプレイヤーは、HAPPY ENDを120%楽しめます。

しかし気持ちを切り替えられないプレイヤーはBAD ENDを引きずりますし、BAD ENDで心が折れてHAPPY ENDまで辿り着けないことも多々あります。難易度を上げるとクリアできない人が発生します。BAD ENDによってHAPPY ENDに無事に辿り着けないプレイヤーが発生するのは、当然のことです。

そしてHAPPY ENDまで無事に辿り着けなかった人々は「ここのメーカーの作品はダルい、怖い」という印象を持ち、次回から買ってくれなくなります。

メーカーさんがそこまで考えて思い止まってくれればよかったんですが、今日も元気にBAD ENDが量産されていますね…。

さようなら、BAD END

さて、今後もBAD ENDは存在し続けるでしょう。それならプレイヤーの私たちがどうにかするしかないですね。そしてどうにかする方法は存在します。

攻略サイトを利用しましょう。攻略情報通りに選択肢を選んでいけばBAD ENDを回避できます。「へーこっちを選ぶとBAD ENDかー知らんわそんなの」でその選択肢を回避するだけ。本当にただそれだけです。

コンプリートなんてしなくていいじゃないですか。BAD ENDなんですから、多分ろくでもないです。これと言って素敵なCGもないでしょう。そういうわけで、もうBAD ENDとはさようならしましょう。