コンフィグ画面の設定項目デザインの話

エロゲにはほぼ100%コンフィグ画面が用意されています。ここでテキストの速度やボイスの音量、画面演出のオンオフその他様々な項目を設定でき、自分好みの環境で作品を楽しめるってわけです。

今回はそんなコンフィグ画面の話です。

コンフィグ画面は、客への甘えです

客としては、インストールしたらその時点で最適な設定になっていて、コンフィグ画面なんて開くまでもなくそのままゲーム本編を開始できるのが理想ですよね。コンフィグ画面なんて開きたくありません。

でも人によって好みがあるから、好みに合わせて設定してもらうしかないですよね。はい。「テキスト速度が遅すぎる!」に「じゃあコンフィグ画面で設定してくださいよ」と言い返すためにコンフィグ画面があります。

でもそもそもですね、客の好みに合わせる必要なんてないんですよね。「お前の好みなんて知るか!速度も音量も全部含めてこういう作品だ!」と客に押しつける思い切りがあれば、コンフィグ画面なんていらなくなります。思い切り、勇気、覚悟、色々言い方はありますが、そういうのがあればいいんですよ。

コンフィグ画面は人類には難しすぎる

「コンフィグ画面で事細かに設定できる作品」は「事細かに設定しないとまともにプレイできない作品」であり、「コンフィグ画面を理解する必要がある作品」でもあります。

コンフィグ画面の設定項目が多いと、客は「うわ何これ面倒くさい」となり設定項目の理解を諦めます。そうすると結局中途半端な設定でゲーム本編をプレイする羽目になります。

「悪いのはしっかり設定できなかった客だ」という言い分は一応通りますが、快適にプレイできなかった当人は「これクソゲーじゃん」となるだけで、まぁもう買ってくれませんね。売れない作品はただの在庫です。

大切なのは「客が快適にプレイできること」なので、「多くの客が快適にプレイできる設定を嗅ぎ分けるセンス」を磨く必要があります。客の大多数はどういうテキスト速度を快適と感じるか。「ノーウェイトで大多数が快適」とわかれば、テキスト速度を設定項目から削除できます。コンフィグ画面は少しずつ簡単になり、いずれ不要になります。

まとめ

今「ワールド・エレクション」という作品をやってます。本編はヒロインがかわいくて大変良いです。ええ、本編は。

私は一番はじめにコンフィグ画面を開くんですが、早速心折れそうになりましたね。1画面に20個くらい設定項目が並んでいて「うわぁ…」ってなりました。続いて画面上部のタブに気づいて、これが6画面あることを知るんですね。単純計算で120項目。文字を読むだけでも大変な作業です。

「最適な設定にして得られる快適さ」と「コンフィグ画面の理解に費やす労力」を考えた結果、テキスト速度を最速にして、あとは適当にいじって、残りは見なかったことにしました。精々数十時間しか付き合わない設定なので、そんなに費やしたくないです。

「客が快適にプレイできること」のためにメーカーと客のどちらが努力するか、そういう話です。面倒を請け負ってくれませんか、メーカーさん。