「はるまで、くるる。」感想

DMM GAMES 遊び放題」対象タイトルから目に付いたのをやっていきましょう。今回は「はるまで、くるる。」。

何だこの…なんだコレ?

まず物語が始まる前に既にHが済んでました。珍しい。抜きゲーでも珍しいんじゃないでしょうか。「ヒロインが処女ではありませんでした」ならよくある話でも「ヒロインが全員主人公と肉体関係を持った状態でスタート」はなかなかないと思います。

それだけに留まらず、抜きゲーが裸足で逃げ出すペースでHシーンがちりばめられています。いやはやCG回想モードの1ページ目がHシーンのCGだけで埋まるんじゃないかと心配になりましたね…。

何と言いますか、2周目から選べるルートって世界観とか色々説明を省いて最初から飛ばしてるじゃないですか。アレを1周目の最初からやっているのがこの作品です。めっちゃ飛ばしてます。ファンディスクか何かを間違えて始めてしまったのかと本気で心配になりました。これまで長いことエロゲをやってきた私ですが、新鮮なエロゲ体験ができました。

いやそんな盛られても…

OPムービーが流れるまでに15回Hシーンがあります。なんですが、世界観などの説明もないまま、頭おかしい雰囲気のぷんぷん臭うヒロインたちのHシーンを見せつけられても、いまいち嬉しくなくて盛り上がれないです。というかキツい。

どう頭がおかしいのかが理解できるヒロインならいいんですよ。ヤンデレであるとか露出狂であるとか。わかっていれば、そういうものとして楽しめばいい。わかりやすいってのはいいことです。

けどこの時点では得体は知れないけど頭がおかしいことはわかっている、そんなヒロインなんです。これがめっちゃキツい。この不気味な数時間を抜ければ話が動き出して面白くなってくるんですが、果たしてプレイヤーの皆さんはそこまで辿り着けたのでしょうか。私は心が折れそうになりましたが運良く辿り着けました。

OPムービー後の話

「話が動き出して面白くなってくる」のはOPムービー後で、いわゆるループモノです。この頃流行っていたんでしたっけ。ただし「理想的な結果を出すために過去に戻ってやり直す」といったループモノによくあるアレでなかったのは新鮮でした。

私がこれまで触れてきたループモノは「こんなのやだ!過去に戻ってやり直そう!」みたいな、そういうのが多かったんです。一方で今作は「ループシステムに巻き込まれちゃった人々」の話です。戻りたくて戻るのではなく、戻っちゃう。

やり直すタイプのループモノはその性質上、ループし始めると登場人物たちが終始真面目モードなので読んでいて肩が凝るんですよね。けどこの作品では失敗回避のために立ち回るわけではないので、真面目モードの割合が低めで、肩が凝るようなことはなかったです。シモネタが大量にちりばめられていて、別の意味で疲れましたけど。

不気味だったヒロインたちは徐々に謎が解けていき、最終的には「ちょっとクセはあるけど、そこそこかわいいヒロイン」くらいに落ち着きます。最後までクセは抜けないんですが。語尾の「~なのだわ」や殺人欲などは最後まで慣れなかったです。「ただ魅力的なだけのかわいいヒロイン」を求めるならこの作品は向きません。この作品のヒロインは「物語のための駒」であって「アイドル」ではありません。

総評

まずこの作品はループモノなので、ループモノを楽しめない方には向きません。やり直し型ループではないにしてもループモノなので。また「かわいいヒロイン」を求める方にも向きません。かわいいヒロインだけなら他にいくらでもあるじゃないですか。この作品のヒロインは「駒」です。

あとOPムービー前はマジでキツいです。もし辛くなったら、Hシーンはじゃんじゃんスキップしちゃいましょう。私はしました。

おすすめできる作品かというと、大変微妙なところです。いくつか新鮮な思いをできた部分はありましたがOPムービー前の苦行がキツすぎて。ある程度ループモノに慣れている方なら、OPムービー前を流し読む感じで行けば楽しめるかもしれません。わかりません。