「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」感想

DMM GAMES 遊び放題」対象タイトルから目に付いたのをやっていきましょう。今回は「一緒に行きましょう逝きましょう生きましょう」。

今回はエロゲではなく一般ゲームの方です。

生命滅亡後の世界を旅する話

戦争により地球をボロボロにして他の生物もろとも絶滅した人間を見て神様が「やっぱ人間ってクソだわ」とお怒りになり、一人の少女を死んでも生き返る体にして生き返らせて、罪を償わせようと考えます。

罰の内容は「全ての哺乳類の死を追体験せよ」。そういうワケで少女は地球中の死を追体験する旅を続ける羽目になり、その旅の途中で主人公と出会ったところから話が始まります。

突然死んですぐに生き返る最初化物にしか見えない少女と徐々に心が通じ合っていき、表情が少しずつ豊かになっていく様子は大変かわいらしかったです。

ストーリーは「あ、これこういうことなんだろうな」と予想が付いて、その予想を裏切らない展開になる感じでした。主人公の状態とか時間の進み方とか、何かそんな感じなんだろうなって。私がこういう話に慣れてしまっているだけかもしれませんが、意外性は特にありませんでした。

話は短めの一本道で、きれいにまとまっていたと思います。えぇ、私は間違えて感動し損ねましたけど。

細かいことは気にせず流していきましょう

私はこれを間違えて感動し損ねました。本作には説明不足というかご都合主義というか、ちょっと引っかかる点がいくつかあります。

  1. 雨が降らない、水の枯れ果てた世界観なのに雲がある
  2. 何か知らんけど体が生えた
  3. 何か知らんけど雨が降り始めた

雨が降らないという説明の後で背景の雲の存在に気付いて、それ以降「雲って水なのでは…?」というのが気になって仕方ありませんでした。雲や雨って「地上の水が蒸発して空まで登って雲になって、それが集まって重くなって地上に降り注ぐのが雨」みたいな理解なんですけど、「雲はあるけど雨は降らない」って大丈夫なんですか。

2の「頑張ったら体生えた」はわけわかりませんでした。意志の力ってすげー。3は雨降らなかったんじゃないの?え、やっぱり降るの?でダメでした。読み返してみましたが結局わかりませんでした。

けどこれらって些事なんですよね。物語の大筋から見たら大した問題ではありません。これらにつまずいて感動モノで感動できないのは単純に損です。こういうときはさっさと障害物をまたいで回避するべきなんですよね。そうすれば転びません。

こんなもん、説明がないまま終わることの方が多いので、いちいち気にしていたら多くの作品を楽しみ損ねてしまいます。作品は楽しむためのものです。楽しめなければ失敗です。やらかしました。

総評

感動モノとしては高品質なので、感動したいのであればいい作品だと思います。生や死について深く考えるきっかけになるかもしれません。考えて幸せに繋がるかというと微妙なところですが。

細かいところはさらっと流していきましょう。気にしても仕方ありません。

それと、他所で「こんなにすごいのになぜ人気がないのか」みたいなコメントをちらほら見掛けました。答えは簡単で「感動モノ自体そんなに人気がないから」です。感動モノは難しいので、頭がよくないと感動できません。楽しめる人が限られる作品が人気作になるわけないじゃないですか。

そういうワケで「感動したいのであれば」つまり感動モノを楽しめる程度に頭がよく、「よーし感動モノをがっつり読むぞ!」というガッツが溢れている状態であれば、いい作品だと思います。