「フリーのイラストレーター」は「フリーのイラスト」を描く人じゃないという無断転載防止の話

「あ、なるほど…」となりました。その発想は全くありませんでしたが、言われてみるとそうかもしれません。こわっ。

ということで防いでいきましょう。

じゃあどうするか

仮にこういう思い込みをする馬鹿が存在するとして、というか存在すると思います。ではこの思い込みを根絶するにはどうしたらいいか。そういう話になりますね。

まず「フリーの意味を教えて回る」というのは不正解です。学生時代、勉強できない・する気のない人々っていましたよね。彼らに教えるのは無理ですね。教えるプロの教師でも手を焼いていたんですから、素人の我々が太刀打ちできる相手ではありません。

そして「そのイラストレーターの絵はフリー素材」と勘違いするのはこういう人々です。このためまともな頭を持った人々に教えて回っても効果は薄いです。

じゃあどうするか。そもそも勘違いするような危険な言葉を使わないのが一番ですね。「フリー」で勘違いするなら、たとえば「無所属」なんてどうでしょう。

これなら彼らが読む言葉は「フリー」ではなく「無所属」です。「無所属」なんて難しい言葉は理解できないかもしれませんが、「無所属 = フリー素材」という勘違いもしませんよね。「フリー」だと言葉が簡単すぎて「理解できたと思ってしまう」のが問題なんです。

「教える」は相手が理解して始めて効果を発揮しますが、今回の相手には望めません。そもそも全員の耳に届かないんですから。だから「理解できたと思わせない」という手段にするわけです。

「無所属」をどう広めるか

「勘違いをなくすために「無所属」を使おう!」と主張して回るのもやっぱり不正解です。日本だけでもどれだけイラストレーターがいるかわかったもんじゃない。その中の勉強できない・する気のないイラストレーターにまで教えるのは不可能です。

なので、やるのは自分だけです。自分は「無所属」により無断転載被害を受けずに済み、それで終わりです。「フリー」を使い続ける人々は相変わらず無断転載被害を受け続け、困って自発的に「無断転載を防ぐ方法」を学ぶ気になって「無断転載 防ぐ」と検索して、それで「無所属」を学ぶ。

全自動学習システムです。「イラストレーターに教える」なんて手間を掛けなくても、こうしていずれ「フリー」が「無所属」に置き換わります。全国の店に防犯カメラが広まったのと同じです。別に店主の皆さんに「防犯カメラで防げるよ」と教えて回ったわけじゃないんですよ。勝手に調べて防犯カメラに辿り着いたんです。だから何もしなくても「無所属」は防犯カメラみたいな普及率になるんじゃないですか、いずれ。

まとめ

大半の人間は実は言葉を理解できません。私たちは「人間は言葉を理解できる」という建前で社会を組み立てていますが、それは社会を運営する上で必要だから仕方なく現実から目を背けているだけです。

人間は言葉を理解できない。言葉を理解できるのは異常個体。そういう認識で世の中を見渡すと、腑に落ちるところがあると思います。「あぁそうか、人間は言葉を理解できないんだから、これもおかしなことじゃなかったんだな」と。

そうとわかれば、危険な「フリー」を使うのもマズいとわかりますね。言い換えていきましょう。