「すくみず食べ放題」感想

DMM GAMES 遊び放題」対象タイトルから目に付いたのをやっていきましょう。今回は「すくみず食べ放題」。

争いのない平和なすくみずの世界

お互いに友達同士のヒロイン3人が、水泳教室の先生(主人公)に好意を抱いてセフレになる、というお話。ただし主人公の取り合いになるわけではなく、3人とも仲が良いままセフレの関係が続きます。平和ってのはいいものですね。

終盤で3人から1人を選ぶ展開になりますが、誰を選んでもドロドロしたものは残らず、選ばれなかった2人がきれいに引いてくれて、気持ちよく選んだヒロインとのルートを進められるようになっています。

スクール水着にこだわりを持って作られたようですが、すみません。私は別にスクール水着に執着とかないので、それはちょっとよくわからないです。と言っても「スクール水着だとダメ」ということもなかったので、大変かわいいヒロインとの平和なH三昧のひとときを楽しめました。

食べ放題で飽きるかどうか

本作のHシーンは全てヒロインがスクール水着を着ています。ヒロイン3人が各10シーン弱、それに加えてハーレム(ヒロイン複数のHシーン)が10シーン弱で計33シーン。これ全部スクール水着を着ています。

「スクール水着のシチュエーション」という認識だと同じシチュエーションが続くことになり、スクール水着が好きな人にとっても割とキツいと思います。私みたいにスクール水着に特に執着のない、3種類のスクール水着の違いさえよくわかっていない人だと、もう精神修行になってしまうかもしれません。

なので「スクール水着のシチュエーション」という認識はやめましょう。少し目をこらせば、体位やヒロインなど色々な違いがあることがわかります。違いがわかれば、人間しばらく似たようなものが続いても飽きずに楽しめます。

飽きないために、真面目に読まない

またHシーンはあまり真面目に読もうとしない方がいいです。本作は技術書などではなくただのエロゲです。あなたの成長に繋がるような情報は得られないでしょう。それにDMM GAMES 遊び放題ならこの作品に対して2,980円払ったわけでもないんですから、真面目に読まなくてもいいんですよ。

真面目に読んでしまうと、いくら違いがあるとは言え「やっぱり全部スクール水着じゃねぇか」と気付いてしまいます。塩や砂糖を振り掛けて味を変えても、変えられるのは口に入れたときの味だけ。口の中で転がしていたら素材の味しかしなくなりますね。だから口の中で転がすように真面目に読んじゃうと飽きてしまうんです。真面目に読んじゃダメです。

私はほとんど常にCtrlキーに指を添えて、Hシーンのテキストの8割方は読まずに飛ばしてました。このため「3人のかわいいヒロインが主人公を好いてすごく積極的に迫ってきた」くらいの認識でしかないです。Hシーンの内容はほとんど頭に残ってません。

「好き」と「大好き」の程度の話

ヒロインの恋愛感情の話じゃないです。プレイヤーの好みの話。

本作は「スクール水着がふわっと好きなだけの人々」の心を折ってしまうおそれのある危険な作品です。スクール水着シチュエーションの連続で「スクール水着好きだと思ってたけど、実はそんなに好きじゃなかったんだな」と冷めてしまうんですね。

「ふわっと好きなだけの人々」の心を折るのはマズいです。「スクール水着が大好きな人々」は「ふわっと好きなだけの人々」から生まれるので。このため「ふわっと好きなだけの人々」の心を折ってしまうと、界隈のゆるやかな縮小に繋がります。

そして売り上げにも悪影響を及ぼします。ふわっとでもスクール水着が好きな人は、スクール水着作品を見掛けたら買ってくれます。しかし「実はそんなに好きじゃなかったんだな」と気付いてしまうと、もう贔屓してくれません。

「ふわっと好きなだけ」の幻想を傷つけないためには、本作のような純度の高すぎる、それこそ飽きてしまうような構成は避けた方が賢明です。「スクール水着が大好きな人々」はスクール水着100%でなくても比率高めなだけで十分喜びますが、スクール水着100%だと「実はそんなに好きじゃなかったんだな」と気付く人は発生してしまうので。

まぁそんなこと考えてエロゲ作ってなんていられないでしょうけども。とりあえず売れる作品を作るのが第一ですし。スクール水着大好きな人々にがっつり売れて儲かれば正解。

総評

飽きないような付き合い方ができれば、かわいいヒロインは積極的に迫ってきてくれて、暗いシーンもないので、楽しいひとときを過ごせると思います。

あなたの「スクール水着好き」の度合いは、あなた自身にもわからないと思います。あなたがもし「ふわっと好きなだけ」だった場合、その幻想を破壊されてしまうと今後スクール水着を楽しめなくなります。楽しめる作品が減るというのは不幸なことだと思います。幻想は大事にしましょう。

ということで、やるなら「飽きないような付き合い方」でやりましょう。それであればとてもいい作品です。

同メーカーさんの「都合のよいセックスフレンド?」という作品があります。「セフレの皆さんが平和な争いで主人公を奪い合う」という本作と似たような作品です。本作と違い特定のシチュエーションに偏った作品ではないので、本作で「雰囲気は気に入ったけど、スクール水着100%はキツかった」と感じた方は楽しめるかと思います。