姉妹相手に発情するなんてないわーってウェスターマーク効果の話

「ウェスターマーク効果」は「幼少期から同一の生活環境で育った相手には、性的興味を持つ事は少なくなる心理現象」のことなんだそうで。エロゲで出てきました。「姉妹相手に発情するなんてないわー」ってことですね。

エロゲの世界では割と当たり前のように姉妹相手に発情してますが、現実ではそうそうないですよねって話。

現実を都合良く捉えるフィルター

人間には「現実を都合良く捉えるフィルター」が備わっています。辛い現実も「まぁ何とかなる」と受け止める、健康に生きていく上で大変大切な機能です。ちなみにこの機能が壊れた状態が「鬱」で、現実をそのまま捉えて、ストレスに耐えきれずに自殺したり体調を崩したりします。

さて、この機能により、初見からしばらくは目の前のモノが美しく見えます。しかし毎日顔を見る相手となると、流石に現実が正確に見えてきます。実は頬にシミがあり、唇は荒れていて、…と。「女性はかわいい・美しいものである」というフィルターが機能しなくなったら、目の前にいるのはただの猿なので、発情は無理ですね。そういうワケで「姉妹相手に発情する」というのは難しいんですね。

ちなみに血が繋がっていても生まれてすぐに生き別れたりすればフィルターが劣化しないので発情が容易になります。また劣化が激しいのは「姉妹に対するフィルター」だけで、他人の女性に対してはまだ一応機能するので、発情可能です。「女性に対するフィルター」自体が劣化しているので多少キツいですけど。「姉妹がこうってことは、他の女性もそうなんだろうな」ってことです。

なお姉妹のいない男性はフィルターが劣化しにくいので女性に発情しやすいです。姉妹がいない分「女性とのコミュニケーションの経験」を積む機会も少なくて、「発情できても付き合えない」という悲しい状況に追い込まれるんですが。

それと今回は「男性から見た姉妹」の話でしたが、「女性から見た兄弟」も同じです。「お兄ちゃんキモイ!」ってヤツですね。

なぜエロゲの主人公は姉妹に発情できるのか

エロゲ主人公は想像上の生き物なので。ライターが想像しなければ眠気も空腹も感じませんし、想像すれば無機物や人外に発情することも朝飯前です。そんな超人的な生き物なので、姉妹に発情することくらい造作もありません。

「姉妹のいる男性客」からしたら姉妹は「猿」なので「んなモンあるかボケェ!?」ってなります。その一方で「姉妹のいない男性客」にとっては「かわいい女性」なので、そういう客に絞ればしっかり売れるのでしょう。しっかり需要があるなら、そりゃ作りますよね。売れて儲かるなら作る。当たり前です。

今後も「姉妹のいない男性客」のフィルターが健在である限り、エロゲ主人公は姉妹に発情し続けるでしょう。もし合計特殊出生率が5や10まで上がって「姉妹のいない男性客」が激減すれば、エロゲ主人公も姉妹に発情しなくなるんじゃないでしょうか。

まとめ

「現実を都合良く捉えるフィルター」の劣化により姉妹に発情できなくなる―というだけの話で、それもウェスターマーク効果 - Wikipediaの概要を眺めて妄想しただけのデタラメなんですが。

「そうなのかも」と思ったら「そうなのかも」です。「かわいい姉妹」なんてのは物語の中だけのファンタジーなので、現実を見ちゃって辛くなったら逃げ込みましょう。