あなたの顔は思っているほど酷くないので、コンドームを着けてみましょう。


オタクってこんなイメージですね。異性との縁は死ぬまであり得なくて、二次元の世界で一生を終える感じ。それで自分もそうなんだろうな、となっていませんか。

もしかするとそうではないかもしれないので、とりあえずコンドームを着けてみましょう。

「これまで異性との縁が全くなかったし、多分これからもそうだろう」―そういう認識のオタクは割と多いと思います。ブサイクだったり、運動神経が終わっていたり、低収入だったり、性格が暗かったり、そういう負の自己評価が積み重なって説得力がめっちゃある。

ところで鏡を見てみて、あなたの顔はそれほど終わっていますか。そりゃアイドルと比べたらアレですけど、比較対象がおかしいです。職場や地域の既婚の方々の顔を思い出してみてください。それと比べて大きく劣ってはいないと思います。運動神経、収入、性格、どれにしても既婚の方々とそれほどの差はないでしょう。

私たちはこれまでアイドルを見てきました。めちゃくちゃかわいいヒロイン、芯の通った主人公、芸能人や社長、どこかの国のお姫様、そういう非実在アイドルや上位数%。テレビもインターネットも、そういう人々の姿しか映しませんしね。

けどアレはほんの上澄みで、現実は「何とも言い難い曖昧な人々」が大多数です。親も上司も部下も、大体そんなに飛び抜けていません。でも結婚できています。何だかんだ異性と出会って結婚に至り夫婦生活が続いています。

つまり彼らと大差ない私たちも、うっかり異性と出会い、彼氏彼女になったり結婚したりする確率が思っているより割と高いです。

「無縁だろうと切り捨ててきた知識」というものがあると思います。だってほら、どうせセックスする機会はないんだから、コンドームの使い方なんて知らなくても問題ないでしょ。あれはヒロインがくわえたり、事後にヒロインの周りに転がしておくことでエロさを増すための小道具だよ。

けど「異性と無縁であること」という前提が割と危ういとなると、そう切り捨ててしまうのは不味いですね。そこそこの確率で必要になる知識を持っていないわけですから。

コンドームに限らず、あらゆる方面でそういう割り切りがあり、それが積み重なって「異性との接触はわからないことだらけ」という状態になっています。わからないことだらけなせいで重い腰が上がらず動けなくなっているのが現状です。

それなら「わからないこと」を1つずつ取り除いて腰を軽くしておこう、そういう話です。

  • コンドームって表裏あるの?間違えて着けたらどうなるの?
  • そもそも細かい装着方法がわからないんだけど?
  • 値段ってどのくらいなの?
  • 割と簡単に破けちゃうものなの?
  • 箱や袋から取り出すときに何か注意点はあるの?

そういう色々が1回買って着けてみるだけで大体全部解消します。実物を触ってみれば一発です。これで一つわからないことが解消して、少し腰が軽くなりました。この調子で「どうせ」と切り捨てていた色々を解消していきましょう。

 

  •  実は私たちオタクにとっても彼氏彼女や結婚は無縁でもなかったりする
  • けど「無縁だから」と割り切ってきたせいで異性との接触はわからないことだらけ
  • ってことでとりあえずコンドームを着けてみましょう

LINEやInstagram、スマホのカメラ機能の使い方なんかももしかすると切り捨てちゃってませんか。1つずつ潰していきましょう。もちろんそれで空から美少女が降ってくるわけではありませんけど。