「にゃんと素敵な夏色デイズ」感想

猫ヒロインたちと楽しく幸せな一時を過ごす感じの作品です。タイトル画面からご想像の通り。大規模リゾート施設で人気最下位のプール部門を、猫ヒロインたちと一緒に盛り上げていきましょう、みたいな一本道の話で、トラブルと言えばヒロインが頑張りすぎて体調を崩しちゃうとかそのくらいの平和な世界です。他部門からの妨害とかありません。

本作はHシーンのない本編と、Hシーンが敷き詰められたアフタールートで構成されており、本編はギャルゲです。プレイしていた当時、エロゲであることを忘れてました。それでEDムービーが流れまして、アフタールートが始まると今度はセックスとセックスの間の休憩でもセックスするような、抜きゲーでもこうはならんだろみたいな勢いでHシーンが続きます。

この構成のおかげで本編は心穏やかに猫ヒロインたちとの楽しく幸せな一時を過ごせますが、この構成のせいで全クリしたときは「つ、つかれた…」と、何とも言えない微妙な感じでした。「ヒロインの数だけルートがあって、ルート終盤でぽつぽつとHシーンがある」というあの構成の偉大さを再認識しました。

 

CGはタイトル画面からわかるように羽鳥ぴよこ先生の描く大変かわいらしいCGが盛りだくさんで、Hシーンもそれ以外のCGも、とてもヤバいです。エロいかというとアフタールートがアレだったこともあってイマイチですが、かわいらしさに関しては100点満点。とてもいいものでした。以下のCGでグッと来たらやりましょう。

さて、これはCG回想画面のスクリーンショットです。何か色々表示されてますね。

意味はまぁ見たとおりです。左側にあるのが1つ前の差分に戻るボタンで、右側にあるのが1つ次の差分に進むボタン。真ん中に差分枚数の表示があって、その左右にも同様の前後ボタンがあります。また右下には戻るボタンがあり、一覧画面に脱出できます。これがこの記事が「ちょっとアフタールートがアレだったけど猫ヒロインたちはとてもかわいかったしシナリオも無難だったしいい感じのキャラゲーでしたよ」で終わらなかった理由、本作のヤバいUIの一端です。

では皆様、まずエロゲのCG回想画面の挙動を思い出してみてください。マウスのどのボタンを押したらどうなるか、9割以上の皆様が多分同じ挙動を思い出しただろうと思います。なんと本作ではその一切が効きません。クリックしても次の差分に進みませんし、右クリックしても脱出できません。先程紹介した専用のボタンを押す必要があります。

本作にはこのような「単体で見れば正しいけど、一般的なエロゲとズレているせいでとても使いづらいUI」がそこかしこにあります。これだけじゃないんです。あらゆるUIにこれまでの経験が通用せず非常に使いづらかったです。ある意味エロゲUIの教科書的な作品と言えるかもしれません。

 

UIさえ見なかったことに…といってもプレイ中ずっと付き合うことになるんですけど、それとついでにアフタールートのHシーン連発も見なかったことにすれば、もしくはここのメーカーのUIに慣れているのであれば、猫ヒロインたちはとてもかわいらしいので、いい作品かもしれません。あ、規模はHシーンを一通りスキップして10~20時間程度でした。長くはないけど短くもないくらい。