「イマドキ罵倒るファンタジー」感想

罵倒る(Battle:バトル)ファンタジーとのことで、魔王など魔族の末裔のヒロインたちに罵倒されまくる作品です。

あらすじとしては、主人公は勇者の子孫で、その精液には聖なるエネルギーが蓄積され、射精するだけで周囲の弱い魔族の命に関わるんだそうで。現代では人間も魔族も仲よく平和に暮らしているのにそんなのでは争いの火種になってしまいます。それでは困るので、強い魔族のヒロイン4人がコンドーム役にあてがわれましたとさ。

頭湧いてるんじゃないかみたいなシナリオですがエロゲではよくある話、この程度でうろたえるようではエロゲオタクをやっていけません。では早速やっていきましょう。それで手始めに右端の眼鏡のお嬢さんのルートに入ってすぐに1回目のHシーン。足コキで外出しさせられました。…え?

もう一度主人公にヒロイン達があてがわれた経緯を思い出してみましょう。有害な精液をオナニーで外出しすると、それだけで周囲の魔族の命に関わるから、コンドーム役としてヒロイン達があてがわれました。そうでしたね。じゃあ当然中出しが必要です。だって外出ししたら周囲の魔族が死んじゃうんですから。それを足コキって君何しに来たの…。

その後も射精先選択肢はなく、中出しだったり外出しだったり色々なシチュエーションのHシーンが数回あり、そのまま何だかんだあってヒロインに好かれてハッピーエンドになりました。他の3人のルートも同様に外出しのシチュエーションがそれなりにあり、特に説明のないまま全クリになりました。

と言っても設定を3分で忘れ去る謎の力強さがツボにはまってしまい「設定無視すんじゃねぇよ」という怒りは全く発生しませんでしたけど。他にも「ヒロインがオークやスライムの末裔」という設定もほとんど活かされていなかった気がするので、「設定覚えてたんだ!えらい!」くらいの軽い気持ちでやるといいと思います。設定が残っていようと抜けていようと、ヒロインがかわいくてHシーンがエロければ万事問題ありませんし。

もう一つ、本作のメインテーマ「罵倒」も「これ罵倒がメインテーマの作品だって設定覚えてる?」というくらい薄いです。


罵倒…?エロゲを長年プレイしてきて感覚がおかしくなっているせいか、これがキツい罵倒には思えませんでした。一般的にはこれくらいがキツい罵倒になるんですかね。

これが一般的にも「それほどキツくない罵倒」なら、罵倒がメインテーマの作品でそれはどうなんだ、という気がしなくもないです。ただ、プレイヤーの大多数はそこまで耐性があるわけではありません。それに対してマジでキツい罵倒を並べ立てると、「このヒロインうぜぇ…」となってしまい色々台無しになるので、このくらいの調節でちょうどよかったのかもしれません。結局エロかわいいヒロインがいれば他は大体どうでもよく、実際本作のヒロインは全員エロかわいいので、罵倒が罵倒と思えなくても何の問題もありませんでした。

そんなこんなで、全体を通して「ヒロインがエロかわいければ他は些事」というエロゲの基本に忠実な、素晴らしい作品だったと思います。マジな罵倒を期待していたガチな皆様のご期待には応えられないかもしれませんが、そうでない大多数の皆様にとっては特に問題にならないと思います。3~5時間で全ルート終わる規模なので、GAME 遊び放題 プラスを利用しているなら軽い気持ちでやってみましょう。