「エインズワースの魔物たち」感想

この作品はすごいです。「感動の超大作」「ものすごく抜けるエロゲ」そういうんじゃないんですが。「心地よくプレイできるラブコメ」として高レベルにまとまっています。

まずキャラクターに臭みがない。全員良い子でかわいくて致命的な欠点がない。これが評価できる点で、プレイ中にヒロインに不快感を覚えることがないんですね。愛が重いとか嫉妬でドロドロとか、そういうのを警戒せずに最後までリラックスしてプレイできます。

次にシナリオ。ロリ魔物娘の皆さんと楽しく過ごす話です。欲にまみれたおっさんがあからさまな敵キャラとして登場して邪魔してくるんですが、懲らしめるとか倒すとかってことにはならず、やりすごして幸せな生活を送る感じで終わります。新鮮でした。悪とか敵ってのはとりあえず殺すみたいな頭があったので。他にもちょくちょく新鮮な展開があり、楽しく読めました。

すいすい読み進められるので、プレイ時間もそう長くはなりません。だから「まぁ安いんだし、気になったら深く考えずに買ってやってみればいいんじゃない?」となるわけです。「GAME 遊び放題 プラス」なら、他に気になるのがないなら、とりあえずこれでいいんじゃないですか。

 

本作はラブコメとしては大変高レベルにまとまっています。パッケージの雰囲気からあまり期待せずにプレイし始めたこともあって、驚かされました。「無難に楽しめる作品」としてオススメできます。

ずっしり来る重い作品に疲れているのであれば、たまにはこういうのもいいんじゃないでしょうか。「重い作品」が向いていない気がするのであれば、今後はむしろこういった「軽くて楽しい作品」を中心に探していくのはどうでしょう。