「キミトユメミシ」感想

主人公は「他人が主人公の登場する夢を見ているとき、その夢に入り込み活動できる」という特殊能力を持っています。主人公はこの能力を利用してヒロインの夢に入り込み、相談に乗ったり攻略に役立つ情報を引き出していったりします。

また主人公にはモモケンという男友達がいます。学園ラブコメによくいる男友達ポジションですね。しかし今作のモモケンは一味違います。主人公の能力を理解しており、また空気を読めてノリまでいい完璧超人です。「主人公に夢を覗いてもらい、その話を聞いて楽しみたいから、主人公と一緒に女子のレベルが高い学園を選んで受験した」とかいう超人です。

この2つの要素で上手くストーリーを転がしており、退屈せず楽しく読み進められました。

それからそこかしこでプレイヤーを笑い死なせようとしてきます。ヒロインがち○こになる夢(「が生える」ではなく「になる」で合ってます)や時雨Dictionaryなんかはツボに入ってしばらく苦しかったです。

個別ルートはどれも短くあっさり終わります。コンプリートしたときに物足りなさを感じるかもしれません。ヒロインがいずれも魅力的で、これといって悪役のいない心地いい世界なので、もっと長く浸っていたかったです。けどその感情に従って長く浸っているとダレてせっかくの読後感を悪くしてしまうので、ちょうどいい長さだったのかもしれません。

(期間限定で?)無料配布されているのをたまたま見掛けてダウンロードしました。それでやってみたら割とやべぇやつでした。一見感動モノっぽい雰囲気ですが重い要素はほとんどなく楽しかったです。短いプレイ期間に何度笑いすぎて苦しくなったかわかりません。終わったときに物足りなさを感じるくらいいい雰囲気の作品です。やりましょう。