「スキとスキとでサンカク恋愛」感想

ごく一般的な学園ラブコメで、まぁ何ら深刻な事態にもならないだろうな、というのが第一印象。実際全ルートほぼ深刻な事態になりません。手前2人または奥2人が主人公を取り合う三角関係をテーマとしていますが、学園ラブコメでそんな激しい血みどろの奪い合いになるわけもなく、さらっとルートヒロインに譲られて終わります。そんなもんです。そもそもタイトルもろくに理解していないので問題ありません。

登場キャラクターが全員オタクなので会話もそんな感じ、全編通してネットスラングやら各種ネタ発言、メタ発言がぎっしり敷き詰められています。それは日常シーンやシリアスシーン、挙げ句にHシーンまで例外ではなく、Hシーンが楽しい珍しい作品でした。普段Hシーンをスキップしてしまう私でもほとんど全部スキップせずに読めました。

ただ、右上の真帆ルートだけは何か違って、扱いが一段下というか何というか。サブヒロイン+1みたいな印象を受けました。「妹2人の三角関係はいいとして、志衣菜は誰と三角関係にするか…あ、そうだ。もう1人ヒロイン作るか」といったノリで仕方なく作ったんじゃないか、なんて。何となくタイトル画面でも他3人の輪から外れているような…?真帆ルートなのにむしろ三角関係のライバルに塩を送る志衣菜の方が好印象という始末で、真帆ルートはダメでした。選ばれなかった場合の志衣菜を見るルート。他3人のルートは1人目で期待したとおりの出来なんですけども。

普段攻略情報サイトの順番通りに進めていて、今回は「妹2人→真帆→志衣菜→サブヒロイン」の順で並んでいたんですが、野生の勘だか何だかがびびっときて妹2人を終えた時点で「サブヒロイン→真帆→志衣菜にしよう」となったため、読後感は良好ですが、順番通りに進んでいたら少しばかり印象が悪かったかもしれません。どのルートも個別に入ってからは数時間で終わるので被害はそれほどでもないんですが、順番を変えるだけでなく直感を信じて回避していればよかったです。