「タンテイセブン」感想

本作のサンプルCGに「ヒロインが縛られた状態で転がされているCG」があります。ある種の人々にはグッとくるやつですね。グッときました。探偵モノらしいので、何か危ない橋を踏み外して悪の組織か何かにやられちゃったBAD END的なヤツなのでしょう。ヒロインにはあそこからどんな酷い運命が待っているのでしょう。期待が高まりますね。

えー。あのCGは終盤まで出てきません。それまでああいった要素は皆無で、その上あそこからHシーンに突入するわけでもない(!?)ので、つまりアレに期待するのはやめましょう。

 

さて、では本編に移りまして。タイトルから7人の個性豊かな探偵たちがそれぞれの視点から事件・謎に挑んでいく感じかと思ったら全然違いました。探偵らしいことをしたのはえーっと、失せ猫探しくらいでしょうか。あぁ紛失した売上金を見つけもしましたっけ。その程度。タンテイセブンのメンバーが皆さん超能力を持っており、その力のごり押しで解決していく感じなので、頭を使うやつじゃないです。タンテイ要素にも期待しない方がいいでしょう。

 

「タンテイセブン」なのにタンテイ要素はありませんってじゃあ何だよって話ですが、オカルト的なやつと社会派的なやつと人情的なやつとエロがごちゃごちゃ上手い具合に混ざり合った大作です。その中でオカルト部分は特に面白かったです。

「霊的に穢れた存在を集積するゴミ捨て場」の「柵町の八名家」を舞台として呪いとか穢れとかのヤバいやつと対峙する話では、子供の皮を剥いで作った羊(人)皮紙だとか、中絶薬を作るために貯めた経血だとか、どぎついエピソードがポコポコ出てきます。

突然大音量と共に化け物が飛び出してきて驚かされる安いお化け屋敷的なやつではなく、やべぇ物品の数々にひたすら「おおぅ…」となるやつで、割とマジで怖いです。

後半になると霊能力者が仲間入りして解説パートになるんですが、やべぇ物品がどういう意図で作られたか、どういう経緯で穢れていったのか、そしてそれをどのように処理したらいいかといった解説が面白かったです。いちいち説得力があり、勉強になりました。

 

さて、そんなタンテイセブンですが感想・レビューを検索するとボロクソに書かれているのが目に付きます。「あ、これ地雷ゲーかな」となる雰囲気ですね。私も「あの縛られたヒロインのCGがどういう場面なのか気になっていて、たまたまGAME 遊び放題 プラスに追加されたから、それだけを目当てにやってみたら思いのほか面白かった」という口です。

しかし最後までプレイしましたが、それらのレビューでボロクソ言われているような点について、それほど気になりませんでした。ストーリーの整合性が取れていないと感じた点は特にないですし、最新版だからかバグは粗方修正済みらしく、変な挙動もありませんでした。タイトル画面でセーブできたりしましたがまぁいいや。

Version1.60だそうなので、すごい回数アップデートしたんだと思います。途中のバージョンはバグ満載だったのでしょう。多分あれらはその頃のレビューです。最新版では安定動作しますので、気にせずやってみましょう。八名家面白かったですし。

 

ちらっと触れましたが本作は「大作」です。攻略情報通りにサブミッションまで全部やっていくとめちゃくちゃ長いです。面白いんですけど、長いです。下手すると1ヶ月くらい掛かります。だらだらやっていたせいもありますが、掛かりました。

八名家関連は大変面白かったですし、他も面白かったです。じっくり時間を掛けてやっていく覚悟と余裕を持って、やりましょう。