「作品に点数を付けること」をやめませんか

私の感想記事には、べらべら~っと感想が書き連ねられているだけです。けど人様の感想記事を見ると、割と点数を付けています。あれすげぇと思いますね。

私たちは学生時代、感想文を書かされました。夏休みの宿題か何かで。しかしその中で「作品に点数を付けること」は求められませんでした。卒業して大分経ったので今はどうだかわかりませんが、多分今もそうでしょう。

ところがインターネットを見てみると、多くの感想投稿サイトは作品に点数を付けることを求めています。Amazonのレビューには★を、エロゲ―批評空間ではそのまま点数を付けるようになっていますね。

こうなっているのはその点数を集計して色々便利に活用したいという感想投稿サイト側の思惑があるんだろうと思いますが、感想を投稿する側には「作品に点数を付けた経験」はあまりありません。学校生活では点数を付けられる側でしたし社会人になっても人事評価を受ける側。好き/嫌いくらいの大雑把な評価ならまだしも点数化は未経験です。

未経験のことはやって慣れなければ難しい。最初はどうしたらいいか右も左もわかりません。それを投稿者に当たり前に求めている感想投稿サイトはどうかと思いますがそれはさておき。

私は作品に点数を付ける作業をとても面倒なものと認識しています。私の感想記事を読んだ方なら分かると思いますが、それこそ学生の読書感想文みたいに「楽しかった」「つらかった」などとしか書いていません。学生だってもう少しマシに書くだろうくらいに何も頑張っていません。それでも感想記事として平気な顔で公開しています。

当たり前に点数まで付けられるのは、多分エロゲ―批評空間などで鍛えられてそれが当たり前になっている少数精鋭だけかと思います。今感想を書くことを面倒に感じているなら多分その一因が点数付けでしょうからやめてみましょう。これから感想ブログをやってみたいという人も、特別に得意でなければ点数付けなんてしなくていいと思います。

この記事に対して点数なんて付けませんでしたよね。「面白かった」「意味がわからなかった」「それはおかしいと思う」とかじゃないですか。エロゲだってそれでいいんです。面倒なら点数なんて付けるのはやめちゃいましょう。