「働くオトナの恋愛事情2」感想

働くオトナの恋愛事情は素晴らしい作品でした。こう書くと2はダメでしたと続きそうですがそんなことはなく、2も引き続き素晴らしい作品でした。

1と比べるとヒロイン、モブキャラクターともに無難になった印象を受けました。まず1の顔ぶれを見てみましょう。
伊織(学生)
紗夜子(シンガーソングライター)
美優(社長令嬢で同僚)
ともえ(探偵)
優里香(バーテンダー)

エロゲではこのくらいあるあるですが、錚々たる顔ぶれですね。次に2を見てみましょう。
真波(同僚)
旭(居酒屋店員)
鈴音(バーテンダー)
莉香子(看護師)
そら(書店員)
なんかこう…落ち着きましたね。出会い方も「上から降ってきた」とか「追われて走っているときに主人公とぶつかった」みたいな劇的なものはなく大体「店に入ったらいた」です。若干現実味を帯びており、1より受け入れやすかったです。

モブキャラクターも1と比べて数が控えめで、存在感も薄めでした。1では組長の妻や占術師などと特徴的なキャラクター付けになっていましたし、ヒロインと付き合い始めてからも一夜限りの関係を持ったりしていました。一方で2では普通に出会えるのは会社員、主婦、フリーターだけです。それもルートに入る前にちょろっとあるだけ。

Bad Endに入るとモブキャラクターとやりまくって死ぬことになりますが、ヒロインルートを進む分にはモブキャラクターは出てこないため、ヒロインとの一途な関係を作れます。ヒロインと付き合い始めてから他の女性と一夜限りの関係って、浮気みたいでちょっと後ろめたさがあって受け入れづらいですよね。そういう意味でも2は受け入れやすさを意識した作りになっていたように感じました。

シナリオは1と同じく平坦で、落ち着いて雰囲気を楽しめるようになっていました。相変わらず素晴らしいです。特に感動することはありませんでしたし、落ち込んだこともありませんでした。理解に苦しむ難しい話も全くありません。それでいいんですよね。完璧です。

ただ、UIは何というかすごくダメでした。「1で普通にできていたのに2になったらおかしくなった」みたいなのがちょくちょくあります。普通にクリックして読み進めて選択肢を選んで…でやっている分には問題ありませんが、少し機能を使おうとすると変な挙動がそこかしこに埋め込まれていて、地味に気力を削られました。エクストラから右クリックで戻れないとか、ロードするとバックログが吹っ飛ぶとか、1では普通にできていたのに…。普通に読み進める分には問題にならず内容は素晴らしかったので、これを差し引いても普通に合格圏内の上の方なんですけど、もうちょっとどうにかならなかったのか…ならなかったからこうして市場に出回っているんですけど。
クソUIで学ぶエロゲUIデザイン「右クリックで戻れたり戻れなかったりする」
クソUIで学ぶエロゲUIデザイン「ホイール1回転あたりのスクロール量が少なすぎる」