「刃撫魅!」感想

これで「バブみ」と読みます。最初この文字列を読む気が全くなくて、「刃」の文字からチャンバラでもするのかと思ってました。やる気を出して読んでみたら「バブみ」でとても微妙な気持ちになりました。

さて、本作は4人のママが主人公を甘やかしてくれる、という作品です。主人公は幼い頃に母親に捨てられ、それ以来ママを求めるようになり、ヒロイン達にも「ママになってくれ」と頼んで知り合ったんだそう。人の縁も多種多様ですね。

ヒロインは全員不良で「捨て猫に優しくしている不良ってグッとくるよね」を全力で狙っています。左から

  • 不良グループのリーダー
  • ギャル
  • ロック
  • ヤクザの娘

といった物騒な顔ぶれですが全員母性が溢れていて、プレイしていると「あぁ…ママ…」となります。なりますが、そのちょっと高すぎるテンションについていけなくなることがあり、バブバブ言いながらプレイするまでは至りませんでした。そんな状態に至っても地獄絵図にしかならないので至らなくてよかったんですけど。

「私の子を」じゃないんですね。「私を」で誤字でも脱字でもなく、これで正しいです。

一緒に風呂に入っているだけのはずなのに陣痛が来たみたいです。私たちプレイヤーは、これにどういうテンションで付いていけばよかったのでしょうか…?あと何かよくわかりませんが、母乳も出てました。多分妊娠はしていないと思うんですけど。人体の神秘ってやつですね…?

他のルートも大体このテンションです。置いてけぼりになります。ノリが悪くてごめんね…。でも地獄絵図が発生しなかったワケなので、許して。

全体の流れとしてはヒロイン紹介パートから始まり、ヒロイン選択肢で選んだヒロインをママと定めて、他のヒロインはスッと退いてサポート役に徹してくれて、あとはバブバブ言いながらセックス三昧でちょろっと問題を解決して終わり!みたいなのが4ルートある、正統派キャラゲーと言った感じの作りでした。

ただ、ルートに入ってから実際にEDムービーが流れるまでに複数回にわたって「とてもきれいにまとまって、あぁこれ暗転してEDムービーが流れるやつだと感じる雰囲気なのに、暗転が解けたらHシーンが始まった」というのが繰り返されて、ルートの規模が掴めていなかった1ルート目はダレました。

2ルート目からは「そういうもの」とわかった上で読めたのでそうでもなかったんですけど1ルート目は「お、少し早いけどもう終わりかな?…違うのか」の繰り返しと、高すぎる作品のテンションにこちらのテンションがじわじわ削られて、それに加えてあまり面白いエピソードもない萌桃香ルートは割とつらかったです。

またタイトル画面で左から3番目の紅愛ルートは、共通と他の個別ルートの中で全く魅力を感じなかったどころかギャンギャンうるさくて印象が悪かったのでやっていません。

その一方でギャルのショコラルートはママになることに本気を出す場面、ヤクザの娘の真冬ルートは突如現れた「パパ」という概念が面白く、楽しく完走できました。何ら残るものはありませんでしたけどこの2ルートは楽しめましたし、暗くて辛いシーンも特になく、高すぎるテンションさえさらっと流せれば悪くない作品だったように思います。9800円で買っていたら同じ事を言えたかどうかはちょっとわかりませんけど。