※(追記)Flashが廃止されたため、Sailor Fuku Game Makeoverは動かなくなりました。
Sailor Fuku Game Makeoverは非常に完成度の高い着せ替えゲームです。いとも簡単に美少女を生成できます。好みに100%合致する美少女を作ってみましょう。できましたか。さて、では出来上がったところで「好みなんてどうでもいい」とわかる実験を始めます。
これは自分でパーツを選んで生成した美少女です。
大変かわいい。次に左下のランダムボタンを押してみましょう。
全パーツがランダムに選び直されます。運が悪いと化け物みたいなのが生成されます。ランダムなので。
このボタンをしばらく連打してみてください。ときどき先程自分で生成したのとは全く異なる、しかし大変かわいい美少女が生成されます。運が良ければ。
できました。髪型も肌の色も服装も表情も全然違いますが、こちらも大変かわいい。面白いですね。
この実験から、「好み」が「多数ある正解の中の1つ」でしかないということがわかります。最初の美少女は自分でパーツを選んで生成しました。そりゃ好みに100%合致するでしょう。けどそうしていない、全てをランダムに任せた二人目の美少女もまた大変かわいかった。
この知見は人生の様々な場面で役立ちます。特に仕事を依頼するとき、されたとき。
依頼するとき
そんなに詳細まで定義しなくてもいいですね。出来上がったものを「これでもいいか」と受け入れられれば、注文の際に事細かに決める必要がなく楽です。
そして丸投げすれば「想定していたよりもいいもの」が出来上がる可能性が発生します。全部決めちゃったら「好みに合致しただけのもの」にしかなりません。
依頼されたとき
詳細に詰めても「好みに合致しただけのもの」にしかなりません。注文通りのものを納品するだけなので、客も「まぁそうなるよね」としかならず感動せず、あなたに惚れません。
「かわいい美少女を作ってくれ」に対して「かわいい美少女を作れない」はそりゃダメなんですが「髪の色も表情もポーズも全部決めてもらって、その通りに作る」も不味いです。「いい感じにかわいい美少女作るからちょっと待っててね」にしないと好みに振り回されて忙殺されます。
客はかわいい美少女を作れないんです。だからあなたに頼むんです。そんな客の言う通りにしても精々「まぁ美少女の範疇だけど、イマイチかわいくない美少女」にしかなりません。
一方仕事を依頼された側は「かわいい美少女を作る専門家」ですから、技術も知識も経験も上です。なので丸投げしてもらった方がいいものが出来上がります。
- 「好み」は「多数ある正解の中の1つ」でしかないのでそんなに尊重しなくていい
- 依頼する/されるときは「好み」の扱いに注意しましょう
「好み」は「いい思いをしたいけど新しいものを試すガッツがないとき」に使う道具です。数ある手段の中の1つでしかないです。適当に扱っていきましょう。