「恋と選挙とチョコレート」感想

菓子を食べるだけの部活でだらだら楽しんでいたら、生徒会長選挙の候補に目を付けられて、それで当選を阻止すべく自分も立候補して選挙戦をやっていくお話。こうしてまとめてみると「いやそれ候補の方が正しいのでは?」という話なんですが、5本あるいずれのルートでも無事居場所を守り抜きます。

学園モノで選挙ってそんなのに熱くなるの無理あるでしょ、というのはありますが、本作の舞台は生徒数6,000人超の巨大な学園で、動く金額も下手な市町村より大きいという設定なので、割と真面目に選挙戦が行われます。票の稼ぎ方とか後援会がどうとか、実際の選挙の裏側は知りませんが、知らない分には非常によく描かれているように感じました。そんな選挙ガチ勢じゃありませんのでね。

個別ルートはいずれも全く違う展開になり、時には仲間が空中分解しかける場面で胃が痛くなったりもしましたが、選挙に勝ったり負けたりして何だかんだ居場所を守り抜く結末に落ち着きます。どのルートも違った面白さがあり、各3~4時間で一気に読み進めてしまいました。

CGもタイトル画面のCGを見てわかるように高レベルで、ヒロインもそれぞれ違った魅力を持っており、内容に関してはとても素晴らしかったです。心からプレイしてよかったと思っています。

 

で、「内容に関しては」なんて言ってしまったのは、演出とUIが酷かったためです。クソUIのオンパレートというか。

と、よかれと思って作りこんだであろう演出が全て裏目に出てしまった感じで、それに加えてUIもあと一歩届いていない感じ。制作陣が見せたいものとプレイヤーが見たいものって実は全然違っていて、その差を埋めるのが「クリックによるスキップ」なんですけど、それをことごとく阻止されてしまい、見たくもないものを時間を掛けて眺めるハメになりとてもつらかったです。

内容はとてもよかったんですけどね…。