「甘園ぼ」感想

この作品を始めてすぐに、期待値はどん底まで暴落しました。UIがヤバすぎたためです。

こちらは本作の独自マウスカーソルで、当たり判定は鼻の上で白が尖っていますね、この辺りです。これがまず大変使いづらかったです。

私たちは普段矢印や指などの左上に当たり判定があるマウスカーソルを使っています。これなら先端を対象に当てればよくとても使いやすいです。それがこのマウスカーソルでは当たり判定が顔の真ん中に設定されているため、茶色の部分で周りが隠れてしまい対象に当たっているかがイマイチわかりづらいです。これ作った人頭おかしいんじゃないかと思いました。

まぁいいや、独自マウスカーソルなんて設定で無効にしちゃいましょう。それでタイトル画面から設定画面を開こうとして面食らいました。パッと見ただけではどれが設定ボタンかがわかりません。全てのボタンが同じ形をしているため文字で認識しなければならないのに、その文字が特殊なせいで理解に時間が掛かってしまうという酷いデザイン。えっと何?管理人室が設定ボタンなのね?頑張って解読して設定画面を開いて絶望しました。

独自マウスカーソルを無効にする設定がありません。テキスト、サウンド、ショートカット、全部見ましたけどありませんでした。はい。あのクソ独自マウスカーソルと付き合っていくしかないみたいです。ここが地獄か。

また本作ではテキスト(モノローグ)とセリフでテキストの速度を個別に設定する機能があり、そのサンプルも表示されるようになっており、それだけならわぁ便利ってなものですがここがまたヤバいです。「1箇所でテキスト→セリフ→テキスト→…と交互にサンプルを表示する」という挙動になっているせいで最速にすると下図のように残像になってしまいサンプルがサンプルとして役に立ちません。

まだ本編を始めてもいないのに色々なものががっつり削られて満身創痍ですがまだ終わりません。本作には他の多くの作品と同様に「未読スキップできるようにするか」の設定があり、それはまぁいいんですが、未読スキップできないようにしたとき、テキストを早送りする手段がありません。未読スキップできないようにすると、Ctrlキーでも早送りできなくなるんですね。これが不味いです。

「ここは飛ばしてもいいだろ」みたいな部分ってありますよね。読んだことはないけど何も重要な情報が出てこないだろうことがわかる、面白くも可愛くもない、薬にも毒にもならない場面。たとえばあまりグッとこなかったHシーンとか。

そういう場面に遭遇したらCtrlキーを押しっぱなしにしてさっさと片付けたいですよね。ですが本作ではそれができません。クリックを連打するか、既読スキップできるように設定を変更する必要があります。変更したら後で戻さなきゃ。とてもつらい。

更にバックログにも問題を抱えています。バックログのジャンプ機能を使うとバックログが全て消えるため、あまり深く考えずに利用すると後戻りができなくなります。ジャンプ機能を使う度に「本当にここに戻って大丈夫だよな、ここより前に戻りたくなることはないよな」と慎重にならなくてはならず、気軽に利用しづらい機能になってしまっていました。

もう何かクソUIの見本市みたいな様相ですね。この数々のクソUIに圧倒されて期待値が底を突いた状態で本作を始めたわけです。でもまぁクソUIと言っても本編が楽しければ些事ですから、本編をやっていきましょう。GAME 遊び放題 プラスのいいところはいつでも何の躊躇いもなく投げられるところですから。

そういうわけで本編を始めてそれほどしないうちに「あ?これもしかしてめちゃくちゃいい作品では?」という雰囲気を察知しました。感動モノというほど狙ったものではないんですが涙腺を刺激するような場面がちょくちょくあったり、ヒロインのひまわりちゃんの破壊力がヤバすぎたり…

あっ…(ロリコンになる音)

こんなの死ぬに決まってるじゃないですか…近くに着ぐるみを着る仕事がないかちょっと思いを馳せちゃうじゃないですか…。(なかった)

ひまわりちゃんはずば抜けているんですが他2人のヒロインはそれぞれ大変かわいく、どのルートもロリコンを殺すルートになっていました。ロリコンでない人はロリコンになった上で死にます。死にました。

またHシーンがHすぎたのも印象的。回数・長さ共にものすごいことになっており、ヒロインの皆さんがかなり積極的なこともあり、どれも破壊力が大変なことになっていました。ハーレムルートは除きますけど。ハーレムルートは大変に微妙でしたけど、個別のHシーンはホントとんでもなかったです。

シナリオについては細かいことを気にしなければ普通に可も不可もない感じでした。細部は割とボロボロ。ロリコン向けの抜きゲーなので、あまり細かいことは考えずにロリコンになって死んでいればいいと思います。ひまわりちゃんかわいいですし。

ロリゲーを侮るとあっさり返り討ちにされる、というのはちっちゃらぶアパートで経験済みなのに、そこから何も学ばずまた繰り返しましたね私。流石に学習しました。ロリゲーは本気でプレイヤーの命を狙ってくるやつが紛れ込んでいるので油断しないようにします。身構えてどうにかなるものでもないですけど。