「神採りアルケミーマイスター」感想

全クリしてません。4章で心が折れました。途中でもう何か嫌になってやめました。非常に細かく作り込まれたゲーム性のあるエロゲですが、いちいち面倒くさくて「やってられるかー!」となりました。

ヒロインの皆さんは大変かわいいんですけど、それだけなら紙芝居エロゲにいくらでもいるわけで、わざわざ本作で細かい操作をちまちまやる必要はありません。紙芝居エロゲや同人エロRPGの簡単さに慣れきっており、複雑すぎる本作は耐えられませんでした。

序盤から相互互換な装備を選ばされる

「ぼろぼろな剣(攻撃力+5)を持って冒険に出て、お金を貯めて鉄の剣(攻撃力+10)を買う」―こういう戦闘ゲームではよくある光景ですね。

しかし本作の場合はこうです。「ぼろぼろな剣(攻撃力+5)を持って冒険に出て、お金を貯めて鉄の剣(攻撃力+10、素早さ-5)を買う」―ぼろぼろな剣なら素早い攻撃が可能なわけです。攻撃力を取るか素早さを取るか。いやぁ駆け引きってやつですね。ゲーム性。めんどくさい。

ゲーム中盤、雰囲気を掴んできた頃にそういう選択肢が出てくる分にはいいんですが、本作は最初からこれです。右も左もわからないうちから相互互換な装備を見せられても価値がわかりません。そして考えるのが嫌になり、そのままぼろぼろな剣を使い続けることになります。だって素早さ落ちるの嫌だし…。

ぼろぼろな剣は攻撃力が低いので、なかなかダメージを稼げず戦闘に手間取ります。鉄の剣を買えばスムーズに進めるのにって、鉄の剣を買うべきなのかわからないのにそんなこと言われても。

相互互換を見比べて吟味するって最初からできる楽しみ方じゃないんですよ。それを最初から押しつけられたら嫌にもなります。最初はスムーズに単純に高くて強い装備を用意するだけにしてほしかったです。

衣装強化とかいうクソシステム


主人公とメインヒロイン3人は衣装を強化できます。左上のSから始まって、1マスずつ必要な資金や素材をつぎ込んで強化していくわけですね。1マスの効果は小さくても、最後まで行けばとても強くなっているのでしょう。

…ということでなけなしの資金や素材をちまちま投入して強化していたらメインヒロインの皆さんが新しい衣装を入手するイベントが発生し、強い衣装に着替えられるようになりました。わー。新しい衣装もまた最初から強化しなおしです。心が折れましたね。なぜまだ慣れていないプレイヤーの心を全力で折ろうとするのか…。

多分中盤以降どのルートを通って強化しようかとか悩む楽しみ方も発生するのでしょうけど、最初で折れたのでもうダメです。

UIが致命的に使いづらい


主人公の工房に家具を配置することで、工房の能力を高められます。なるほど。で、今配置しているこの樽ってどういう効果なんでしたっけ?となると思いますがこの画面で確認できません。一度撤去して、空枠をクリックしないと家具一覧が表示されず、効果や在庫を確認できません。

左側は仲間の装備を変更する画面です。ホイールを転がすと次の仲間の画面に切り替わります。右側は店で販売する商品を変更する画面です。ホイールを転がすとアイテム一覧のページが切り替わります。

似たようなUIなのにキーボード・マウスの機能が違うため極めて使いづらく、仲間画面でアイテム一覧のページを切り替えようとしてホイールを転がして仲間が切り替わる事故が多発しました。

更に仲間画面では装備できない装備までアイテム一覧に表示されるため目的の装備を探しづらく、テストプレイで誰も疑問に思わなかったのかと不思議なレベルで使いづらいです。

このようなUIがあらゆる場面にちりばめられており、プレイする度にとても疲れました。「かわいいヒロインや楽しい・面白いシナリオなら同じGAME 遊び放題 プラス対象タイトルにいくらでもいる」―これが全てでした。わざわざ面倒を乗り越える必要はなく、他の作品をやればいい。そうなりました。