「聖天使☆レベルドレイン」感想

主人公は多数いる勇者の中の一人で、魔王を倒すためにひたすらレベルを上げていたら、他の勇者がうっかり魔王を倒してしまって用済みになってしまいました。このまま高レベルの勇者を野放しにするのは危険なので、セックスでレベルを下げる天使が襲いかかりました―そんな話。

左の天使ルナリアがめんどくさがりながらもママになってくれたり、右の天使アイリシアが積極的に主人公にまたがってレベルドレインしたり、Hシーンが大変Hでした。バブみとかよくわかってませんでしたけど、この作品でわかってしまった気がします。ばぶー。うん。エロゲオタクがばぶー言っても気持ち悪いだけですね。

主人公は最初魔王を倒せるかどうかくらいのレベルでしたが順調にレベルドレインされていき最終的に一般人レベルまで落ちていきます。簡単に返り討ちにできていた天使に徐々に苦戦するようになっていく様子は他ではなかなか見られない面白い描写でした。

じゃあ思い切り搾り取られるだけの作品かというとそうでもなくて、ところどころに夜のひつじ作品であることを思い出させるような哲学成分が顔を覗かせます。

強いと孤独になる、弱い方が幸せ―そうかもしれませんね。私たちはつい強くなることで幸せに近付けると考えてしまいますけど、自分一人でできることは他人に頼もうとも頼ろうとも思いませんし、そしたらまぁ、孤独にもなりますよね。他人が必要なかったら、面倒くさい人付き合いなんて真っ先に切り捨ててしまいます。それで寂しいですってそりゃまぁ。

このようにグッとくる哲学成分があるもののキツいほどではなく、基本的にエロかわいい天使のお嬢さんたちっといちゃらぶセックスしてレベルドレインされて弱くなっていくだけのいい塩梅に調節された作品でしたね。エピローグでハッピーエンドになり、気持ちよく終われました。短い中でよくまとまった、とてもいい作品でした。