「Kiss&Crisis」感想

潜入調査員の主人公が女性社員たちとセックスしまくるお話です。ただし調査のためであって恋愛感情は特にありませんし性欲によるものでもないみたい。ルートも同じ潜入調査員のヒロインとのルートが1本、無事に調査が完了して悪巧みしていた社長を引っ捕らえるトゥルールートが1本あるだけで、女性社員達のルートはありません。

本作はプロローグがとても長いところが特徴的でした。画面が暗転してムービーが流れ始めたとき、「OPムービーはなかったけどEDムービーはあるんだな」と割と真面目に思いました。そして「EDにしてはやたら激しくないこの曲…っていうかこれOPムービーじゃない…?え?どういうこと?」となりました。

プロローグの時点で大変面白く盛り上がって、潜入調査員ヒロインと一緒に機密情報を盗みに入ったところで追い詰められ、死を覚悟してキスを交わして暗転して…そりゃそんなん「ちょっと短いけどこんなもんかな」ってなるじゃないですか。そこで流れるOPムービー、混乱する私。

元々調査期間が1ヶ月と設定されていて、それがその半ばでの出来事なので、OPムービーが明けてから残り半分、プロローグと同程度の規模の本編が始まり、最後にほとんどエンディングを選ぶためだけみたいな選択肢が一つ出てきて終わりです。締め方に意外性などはなく無難な感じです。

「プロローグが長い」とは言っても一般的な作品の数倍あるだけでべらぼうに長いわけではないので、だらだらやって10時間くらいで終わる小規模作品です。終盤失速するようなこともなく、プロローグで感じた面白さのまま完走してくれました。主人公もヒロインも全員頭がいいことで会話がスムーズに進む様も気持ちよく、楽しい一時を過ごせました。とてもいい作品だったと思います。