あなたの絵がいつまで経ってもパッとしない原因

趣味で描いているだけだから、まぁ上手くならなきゃってワケでもないんだけど、それにしてもいつまで経ってもパッとしない。なぜなのか。そりゃ下書きなんて描いてるからなんじゃないですかね。

下書きを描いて、そのレイヤーを薄くして、上のレイヤーで清書する。一見何の間違いもなさそうですが、そもそも下書きという道具の使い方から間違えています。

下書きは「実力より質の高い絵を無理矢理描くための道具」であり、日常的に使うものではありません。一発でスッと描けないほど低い実力がそもそもの間違いなので、下書きなしでスッとまともな絵を描けるようになるのが先です。いつまで補助輪付けてるつもりですか。

とりあえず下書きなしで描いてみましょう。多分普段に増してろくでもない絵になると思います。その現実を受け入れましょう。あなたは絵が下手なので、下書きで底上げしてもパッとしないんです。

補助輪を外した直後はふらついたと思います。転んだこともあるかもしれません。けど何だかんだ慣れて、今ではまっすぐ走れるようになってますね。下書きもそんなもんです。下書きなしにした直後はふらつきますが、下書きを書かない分、掛かる時間が減って楽になるはずです。後は下書きなしに慣れれば下書きに頼っていた頃より楽に当時の質を再現できるようになり、いずれ上回ります。楽なので繰り返せて、繰り返せば上達します。

 

下書きにはもう一つ欠点があって、下書きは試行錯誤が簡単にできてしまいます。そのせいであーでもないこーでもないと腕の角度を変え、表情を変え、試行錯誤してしまいます。

試行錯誤ってその分1枚の絵を完成させるために描く量が増えるんですよね。握っていた手を消して開いた手を描くんですから。「握っていた手」を描いた分は一切完成品に反映されることなく消えていきます。そんなの心が折れて当然ですね。一発で、とは言わなくても簡単な書き直しだけで完成品ができればその方がいいんです。

 

あなたの絵がいつまで経ってもパッとしない原因は「そもそも実力がないのに、その事実を誤魔化すために工程を増やしまくり「絵を描くこと = 苦行」にしたせいで絵を積極的に描けず、数を稼げないため」です。下書きも試行錯誤も、誤魔化しなんです。やめましょう。

絵は本来今の半分より短い時間で完成するものです。それなら「よし、やるか…」みたいな覚悟はいりませんね。そうなるためにまず事実を受け入れて工程を減らして、数を稼いで数の暴力で質を上げていきましょう。