エロゲにはオートモードという機能があります。紙芝居を自動で進める機能ですね。これまで私はほとんど使ったことがありませんでした。読み終わって待たされたり、逆に読み終わる前に進んじゃったり、そんなの使いづらいじゃないですか。
それを最近になってふと気になって使ってみたら、この機能のヤバさに気付きました。
エロゲはパソコンでプレイするゲームです。そしてパソコンはインターネットに繋がっています。このため私たちは常にインターネットに誘惑され、そして負けながらエロゲをプレイしています。5分エロゲして10分インターネット、戻って数クリックしたらまたインターネットで今度は30分。エロゲが起動している時間1時間に対して、実際にエロゲをプレイしている時間は15分とかそんなもんだったりします。エロゲのBGMが作業用BGMに成り果てていましたね…。
ここで活躍するのがオートモードです。オートモードを正しく使うと、インターネットに旅立ちにくくなり、結果としてエロゲの消化ペースが上がります。
オートモードを始めると、選択肢に辿り着くまで自動でゲームが進みます。プレイヤーが読んだかどうかに関係なく進むので、読みたければ自動で進む前に読み終える必要があります。次から次へと自動で進んでいくので、「そういえばあの漫画ってそろそろ発売日だよな」などと悠長に考えたり、知らない単語の意味をググる余裕なんてなくなります。
そしてキーボードとマウスから手を放すと、インターネットに旅立つには「頬杖をやめてマウスを持ち、一度エロゲのオートモードを終了させてからブラウザのウィンドウに切り替える」というとても面倒な操作が必要になります。
オートモードを使わずにエロゲをプレイしていると、右手がマウスを握っているので、そのままブラウザのウィンドウをクリックして気軽にインターネットに旅立ててしまいます。そのせいで1時間中15分しかエロゲをプレイできていませんでした。
しかし手放しオートモードでは気軽に旅立てなくなるので、その分インターネットに旅立つ頻度が落ちます。面倒なことは「面倒だしそんなに重要なことじゃないしまぁいいか」となりますから。これにより次の選択肢までほとんどインターネットに旅立たずにエロゲに集中できます。
もし私みたいにこれまでオートモードを使ったことがなく、インターネットに旅立ってしまいなかなか消化ペースが上がらないことに悩んでいるのであれば、手放しオートモードを試してみてください。