クソUIで学ぶエロゲUIデザイン「シリーズモノで方向を逆にする」

 


こちらは巨乳ファンタジーのコンフィグ画面です。注目して頂きたいのは一番下、ウェイト待ち時間のスライダーが最大値になっているところです。

こちらは巨乳ファンタジーの続編、巨乳魔女のコンフィグ画面です。同じくウェイト待ち時間のスライダーが最大値になっています。

そしてこちらが3作目、巨乳ファンタジー外伝のコンフィグ画面です。こちらもこれまでと同じくウェイト待ち時間のスライダーが最大値に…ちょっと待って。×2.00って何?これまで×0.00じゃありませんでした?

頭おかしいんじゃないかと思いました。1作目でプレイヤーは「右側の方が高速」と理解します。2作目でも同じだったので、1作目で得た理解が確信になります。そして3作目で突然ひっくり返ります。思わず「は?」と声に出してしまいました。

たしかに1作目では、ウェイト待ち時間だけ「数値が小さくなるほど速くなる」という逆の性質を持っており、「最大値の方が一番数値が小さい」という気持ち悪いUIになってしまっていました。気持ち悪かったです。ですから「最大値の方が数値が大きくなるべきだ」というのもわかります。わかりますけど、今まで教育して育ててきたプレイヤーにいきなり「今回から逆にするね」はどう考えても頭おかしいです。

 

さて、ではどうすればよかったかを考えてみましょう。2作目までと同じUIを貫き通せばよかったのでしょうか。それも正解です。1作目さえ切り抜ければ、2作目のプレイヤーの大半は1作目をプレイ済みであり教育済みのはずなので、あとは気持ちよくシリーズをプレイしていけます。不具合のあるシステムで事故を起こさいようにするには、不具合を起こさないようにシステムを運用すればいい。そういう考え方ですね。

しかしそもそも「1作目が気持ち悪いUIになってしまったこと」が根本的な原因でした。これさえなければ3作目での事故は発生しなかったはずです。ウェイト待ち時間だけ逆の性質を持ってしまったのはなぜか。そんなの「ウェイト待ち時間」だからいけないんですよね。「ウェイト速度」ならどうでしょう。それなら上2つと同じ「速度」になって性質も統一でき、気持ちのいいUIにできたんじゃないでしょうか。

もしくは「そもそもウェイト待ち時間なんて設定させない」という方法も考えられます。つまり「せっかちなプレイヤーでも不快感を抱かない程度の待ち時間を設計して、設定項目からは削除する」というわけです。そうすれば設定項目がないんですから気持ち悪くなりようがありません。

1作目でそういう「不具合そのものを解消する」方向の対応ができず、2作目でもそのままだったなら、3作目からもそのまま走りきった方がよかったような気がします。

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