クソUIで学ぶエロゲUIデザイン「ラベルがボタンになっていない」

 


こちらはあいすのっ!のコンフィグ画面です。ウィンドウモードでプレイしていますが、フルスクリーンモードにしたくなりました。えーっとフルスクリーンは…、一番上ですね。じゃあ切り替えましょう。

…というとき、プレイヤーは多分下図の赤枠辺りにマウスカーソルを合わせてクリックします。左側に雪の結晶が表示されていますが、フルスクリーンボタンを探す際に「FULL SCREEN」の文字の方に注目したはずなので、赤枠の中でも多分こちらを目指す人の方が多いでしょう。面積も広くてクリックしやすそうですしね。

ここまでの話の流れで察しが付いたと思いますが、本作では左側の雪の結晶がボタンで、「FULL SCREEN」はただのラベルです。クリックできません。どういう事故が発生するかは…まぁいいですね。

物理的なボタンと違い、画面上のボタンは必ずしもわかりやすい立体感があるとは限らず、ボタンの範囲を把握しづらいという欠点があります。ですから「FULL SCREENもまぁクリックできるだろ」と考えた、というか考えもせずに無意識のうちにそう認識したのは私だけではなかったと思います。

ラベルのボタン化はWindowsなど広く使われているソフトでもあちこちで取り入れられています。たとえばWindows10の以下の画面では、「Windows 内の~」をクリックしてもチェックを切り替えられます。□をクリックする必要はありません。もちろん上の○の方も同じ挙動です。

私たちが日常的に使っているソフトがそうなっているのに、このソフトではそうなっていない。それは大変つらいものがあります。UIの基本は「みんながそうしているならそうしろ」です。合わせれば他で慣れたプレイヤーがそのまま使いこなせますから、楽でいいです。合わせましょう。