クソUIで学ぶエロゲUIデザイン「右クリックで戻れたり戻れなかったりする」

 


こちらは働くオトナの恋愛事情2のタイトル画面です。「エクストラ」というのは、いわゆる回想機能です。クリックすると、下図の画面に遷移します。

ここから各種回想機能にアクセスできるわけですね。何の変哲もない回想機能です。ですが今回は誤クリックしただけなので、回想機能を利用せずに前の画面に戻ることにしました。じゃあどうするかって、右クリックですよね。

…あ、はい。記事のタイトルで想像できていたかと思いますが、右クリックでは戻れません。ちゃんと「戻る」ボタンをクリックする必要があります。不便ですね。これだけでもクソUIではありますが、本作のヤバさはこれだけでは終わりません。

まず各種回想画面からこの画面に戻る場合は右クリックで戻れたり戻れなかったりします。

たとえばCG鑑賞画面では右クリックでは回想選択画面には戻れず、BackまたはTitleボタンで戻ります。Backで前の画面、Titleでタイトル画面に戻ります。
CG鑑賞:戻れない
シーン回想:戻れない
音楽鑑賞:戻れない
立ち絵鑑賞:戻れない
用語集:戻れる
アフターストーリー:戻れる
という挙動になっています。何の違いがあるっていうのさ。

もう一歩突っ込んでみましょう。これはCG鑑賞画面でサムネイルをクリックしてみたところです。またもや誤クリックです。隣のサムネイルをクリックしようとして間違えました。差分を全てめくるのは面倒なので、右クリックしてみましょう。


戻れましたね。便利でいいですね。

ではシーン回想ではどうでしょう。


なんとシーン回想でも戻れます。CG鑑賞画面で誤クリックするなら、シーン回想でも誤クリックする。それなら簡単に戻れるようにした方がいい。そういうことなんだと思います。テキストウィンドウを非表示にしたければ×ボタンをクリックしろと。テキストウィンドウを右クリックで非表示にできた方が便利な気がしますがそれは人それぞれの宗教でしょうから、まぁ置いておきましょう。

「次回以降表示しない」にチェックするとコンフィグ画面で「シーン回想から戻る」のダイアログ設定のチェックが外れます。ちなみに私は「いちいち確認とか鬱陶しいんだよな消え失せろ」ということで全てチェックを外しています。

さて、音楽鑑賞、立ち絵鑑賞、用語集はサムネイルをクリックして進むようなものではないのでいいとして、もう一つアフターストーリーもありますね。ここではどうなるでしょうか。試してみましょう。

戻れるんですね。ダイアログ設定のチェックを全て外していた私は、しばらく読み進めたところで軽い気持ちで「あ、ちょっとこのCG全体見てみたいな」と右クリックして無事に死にました。許さねぇ…。アフターストーリーを「回想系の機能」ではなく「本編の延長」と認識して油断していたこともあり、普通にテキストウィンドウを非表示にできるものだと思っていました。

戻ってほしいところで戻ってくれなかったり、戻るとは夢にも思わなかった場面で戻ってしまったり、挙動がバラバラだったり。本作で右クリックするときは他の作品の数倍気を遣っていました。勘弁してほしいです。右クリックなんて無意識で利用したいです。

そしてここからが理解に苦しむところなんですが、働くオトナの恋愛事情1では全て右クリックで戻るように統一されていました。回想選択画面からタイトル画面も、CG鑑賞画面から回想選択画面も、右クリックで戻れました(そしてアフターストーリー機能は存在しなかったので、アフターストーリーから右クリックで戻ってしまい驚くということもありませんでした)。1では完璧だったんです。それがなぜか2でおかしくなっている。

「回想選択画面からタイトル画面に右クリックで戻れてしまうのはマズい」と考えて戻れないように変更したのでしょうか。右クリックで戻れてしまってマズいことって何かありますか。さっぱりわからないです。なおその後発売されたはるとゆき、では右クリックで戻れるようになってました。怒られたんじゃないかと思います。