クソUIで学ぶエロゲUIデザイン「右クリックで戻れない」

 


こちらはデモニオン2のマップ画面です。ゲーム性のある作品で、ちょっとゲームのルールでわからないところがあったのでヘルプを確認したくなりました。

こちらがそのヘルプ画面です。知りたかったことが無事わかりました。ではゲームに戻りましょう(右クリック)。

…。

…ん? あれ、フリーズかな。…あ、もしかして(右クリック)。

あぁ、そういう…。

はい。右クリックに「CGのみを表示する」機能が割り当てられているんですね。紙芝居エロゲにおいて、ゲーム画面での右クリックは「CGのみを表示する」機能が割り当てられているものです。そうでないエロゲはエロゲではないというくらい、そういうものです。なので間違ってはいません。

しかし右クリックにはもう一つ「ゲーム画面に戻る」という重要な機能も割り当てられています。ゲーム画面ではCGのみを表示する機能、それ以外ではゲーム画面に戻る機能なんですね。

ではこのヘルプ画面はゲーム画面かと考えたら、ゲーム画面ではありません。ゲーム画面というのは一番最初の画像のような画面です。それで「ゲーム画面ではないのに、右クリックでゲーム画面に戻れない」という使いづらいUIになってしまっています。

こうなってしまった原因は多分これです。

本作には紙芝居エロゲの部分もあるんですね。そしてヘルプ画面を紙芝居エロゲの一部として作ったんだと思います。紙芝居エロゲの選択肢機能を使えば簡単に作れそうです。それならわざわざヘルプ用に新しく複雑なプログラムを書くより紙芝居エロゲの機能を使って作った方が簡単だし安全だ。そんなノリで。

紙芝居エロゲにおいては、右クリックがCGのみを表示する機能であることは完璧に正しいので、ヘルプ画面でも書かれたとおりに正しくプログラムが動いたのでしょう。それに反してプレイヤーは「ゲーム画面ではない」と認識して、ゲーム画面に戻るために右クリックして背景を1秒程度眺めるハメになってしまった、と。

右クリックで戻れなかったことにイラッとして、そこから更に「ヘルプを終了する」ボタンを頑張ってクリックする必要があり大変面倒なので、多分ここで何人かの方が舌打ちしたんじゃないかと思います。私はしました。

紙芝居エロゲと比べてゲーム性のある作品は複雑さが跳ね上がり、テストも大変な作業だったろうと思います。けど、それでももう少し踏ん張って使いやすさまでテストしてほしかったです。