クソUIで学ぶエロゲUIデザイン「回想画面のサムネイルが少ないのにページ分けしている」

 


こちらはあいすのっ!の回想画面です。右側に10個のサムネイルが並んでいて、マウスカーソルを合わせると左側に拡大版とタイトルが表示されます。また画面中央に<< PAGE:1 >>というページボタンが表示されています。<<と>>をクリックして前後のページに移動できます。

これだけなら、<<>>がちょっと小さいかな~くらいでそこまで騒ぐ問題ではありませんでした。問題はサムネイルの総数が20個しかないことです。上図を見てもらえればわかるように、10個のサムネイルが右半分より狭いスペースに詰め込まれています。左側の拡大版を削除すれば、余裕で20個のサムネイルを並べられるんですね。

そうすると途端に<<>>が小さいことが問題になってきます。サムネイルは十分な大きさになっており、拡大版に頼らなきゃいけないほどでもない。そんな無駄な拡大版のせいで、このクソ小さいページボタンを押さなきゃいけないのかふざけるな。―そうなりますね。このサムネイルで見づらくてダメなら、それより小さいページボタンをクリックさせるところから間違えています。

ページ分けは1ページで収まらない場合に仕方なく行うものです。ページ移動は面倒なものなので、必要なければ誰もそんなことしたくありません。1ページに収まるなら1ページで収めましょう。

…で終わってもいいんですが、もう少し続きを。もしかするとこれは開発の手間を省くためだったのかもしれません。つまり「前作や次作にも同じプログラムをそのまま使って、中身だけ変える」ことでプログラムを作る手間を省くわけですね。紙芝居エロゲなんてシステムは大体毎回同じなので、それも夢物語ではなく割と現実的に可能です。ダメージ計算も術や技やアイテムもありませんから。

そうしたとき、回想画面に並ぶサムネイルが20個で収まるとは限りません。次作は30個規模になるかもしれず、そしたらさすがに1ページには収まりません。そうなってからあーだこーだ作り直すのは面倒ですね。そういう未来を見越しての設計なのかもしれません。

他の作品は触っていないので実際どうだかわかりませんし、結局この作品単品で見たらクソUIであることには変わりないんですけど。興味が湧いたら他の作品も見てみてください。