クリックで解除されないオートモードが便利

最近オートモードを活用するようになって、オートモードの挙動にも色々あることがわかりました。単純に自動で進めるだけではないんですね。そういうわけで今回は現在プレイ中のトメフレのオートモードの話をしましょう。

トメフレでは、オートモードをクリックやEnterキーで解除されません。BackSpaceキー(オートモードのショートカットキー)または右クリックによって解除します。BackSpaceキーとかエロゲで使った記憶がなさすぎる…。

まだオートモードを使い始めてから日が浅いので確かではありませんが、多分一般的なオートモードはクリックやEnterキーによって解除されるものだと思います。「あ、ちょっと待って何か重要な話してるからゆっくり進めたい!」というときに咄嗟にクリックして解除できる方が安全ですから。オートモード解除にもたついたせいでCGや演出を見逃したりすると悲惨ですしね。

でもトメフレのオートモードはそうなっていません。クリックするとオートモードはそのままにテキストが1つ進みます。「ちょっと待って(以下略)」ができないどころかそれでテキストが進んでしまい、見逃すおそれもあります。

しかし「このクリックで解除されないオートモード」には「長ったらしいボイスを途中でカットできる」という利点があります。3行も4行もする長いセリフでは、プレイヤーはボイスが終了するまで待たされます。プレイヤーは直前までモノローグを読んでいたノリでセリフも文字を読んで理解して、ボイスは理解の補助にしか使いません。ボイスが2行目に差し掛かった頃には3行理解し終えてオート待ち状態になります。

このときクリックで解除されるオートモードだと、クリックでテキストを進めると再度オートモードをオンにする手間が発生します。ボタンに頑張ってマウスカーソルを合わせて間違えないようにクリックするのはとても面倒なので、仕方なく3行分のボイス待ちを受け入れることになります。

それがクリックで解除されないオートモードなら、「先に読み終わったらクリックで進めることもできるオートモード」として使えます。2行目で3行理解し終えたなら、その時点でクリックして1行半分のボイスをカットできるわけです。指が疲れたら、そのまま眺めていれば普通にオートモード進行になります。

そしてトメフレには、バックログにジャンプ機能があります。つまり任意の場面に戻れます。「ちょっと待って(以下略)」が発生したらバックログからジャンプすればよく、オートモードの危険は危険でなくなります。そう考えるとトメフレのオートモードは「特に欠点のない、クリックでも進められるオートモード」という何かすげぇ強い機能なんですね。とても便利なのでもっと広まってほしいです。