中古買取サービスを利用するのをやめませんか?

オタクの部屋には価値あるオタクグッズがいっぱいです。色々なものが所狭しと詰め込まれています。実際狭い。生活スペースが日々侵食されているんだから仕方ない。でも流石に生活しづらい…ここで登場するのが中古買取サービスですね。利用してますか。私はもう利用しないと思います。

店に直接持って行くか段ボールに詰め込んで送るかして売りたいものを中古買取サービスに渡し、査定してもらい、買い取ってもらう。そういうサービスですね。不要品をお金に変換できるというのは大変魅力的です。ついでに部屋も片付いて一石二鳥。素晴らしい。

というのは理想で、現実はそんなに甘くありません。

  • 汚れや傷が査定額に影響するので、丁寧に使用・保管する必要がある
  • 部屋が在庫倉庫と化する
  • 持ち込み買取の場合、店舗まで持ち込む手間が掛かる
  • 通信買取の場合、段ボールを用意して、破損しないように梱包・発送する手間が掛かる
  • 申し込みの手間が掛かる
  • 査定待ちがある

…といった感じで、単純な「不要品を売ったらお金になった」だけではないんですね。それでいくらで売れるのかというと、よほどの事がなければ定価より安く、言い換えると「少し安く買う」です。「買った金額1,000円 - 売った金額100円 = 失った金額900円」って。商売じゃないので、安く買って高く売って利益を出そうみたいなノリではありません。

そもそも私たちはオタクグッズを少し安く買う必要があるでしょうか。多分ありません。年収数千万円とは言わなくても、月10万だか20万だか、もしくはそれ以上稼いでいて、出て行くお金もその中で収まっていて、多少貯金できている。そんな感じだと思います。

そうしたとき、上記のような面倒を抱えていくらかのお金を回収するのは果たしてどうなのか。そういう話が出てきます。食費を切り詰めたり家賃を滞納しているわけでもなく特に不自由なく暮らせているんですから、そこまでしなくてもいいのでは?

こう割り切ると、漫画の単行本は雑に扱ってよく、飽きたらゴミ箱に放り込めるようになります。それどころかダウンロード版でいいじゃないですか。オタクグッズを雑に扱えるようになり、部屋も広くなります。私たちに足りないのはお金ではなく時間や精神力、生活力や部屋のスペースです。なので余っているお金をつぎ込んで生活を改善していった方が幸せに暮らしていけると思います。

 

ここで登場するのがダウンロード版です。「中古買取サービスで安く済ませたい」という理由で利用していなかったのなら、今回前提が崩れたので移行できるようになります。

これまでは中古買取サービスを利用する前提でオタク活動してきたので、部屋にはオタクグッズが溢れていると思います。それは仕方ない。不要になったら順次手放していきましょう。まともな値が付かないならそのまま捨てちゃってもいいでしょう。

ダウンロード版に移行すると物理的なオタクグッズはそれ以上増えなくなるので、部屋はどんどん片付いていきます。オタクグッズの多くはデータ化できるので、もしかすると部屋からパソコン以外のオタクグッズが消えてなくなるかもしれません。なくなりました。パソコン以外のオタクグッズが存在しないオタク部屋はとてもいいものです。

 

「中古買取サービスを利用すれば不要品をお金に変換できる」は確かにその通りですが、効率的かというとそれほど褒められたものではないです。「不要品はゴミ箱に放り込んで、効率的な稼ぎ方でお金を稼ぐ」の方が強かったり、そもそもお金に困っていないなら「お金に変換できる」必要もないかもしれません。

売らなくていいなら、部屋を在庫倉庫にする必要がなくなります。雑に扱えるようにもなります。お金に困っていないなら、ダウンロード版に切り替えていきませんか。