こちらは働くオトナの恋愛事情のバックログ画面です。一見何の変哲もない普通のバックログ画面ですが、実はとてもすごい機能を備えたバックログ画面なんです。
冒頭のバックログ画面は、セーブデータをロードした直後のものです。エロゲオタクの皆様は多分経験があると思いますが、ロード直後のバックログ画面ってこうなっていないことが多いですよね。
こちらの方が多分よくあるパターンです。セーブしたときのバックログが復元されないんですね。数ヶ月とか放置して「久しぶりにやるかぁ」となったときにこれだとマジで何が何だかさっぱりわかりません。男鹿さんって誰だっけ…。このためロードしたときバックログも復元される方が便利で、働くオトナの恋愛事情のバックログ画面を見たときは「お、便利だな」と思いました。
ところで2枚目の画像のタイトルバーを見てみてください。はい。こちらは「働くオトナの恋愛事情2」のバックログ画面です。意味わからなくないですか。1に実装されていた便利な機能を2でわざわざ外したわけです。意味わかりますか。私はわかりませんでした。
わからないついでに、もう少しバックログ画面の挙動を観察してみましょう。あかべぇそふとすりぃ作品の新しい方には、「前のメッセージに戻る」という機能があります。読んで字のごとく、1クリック前の状況に戻る機能ですね。使ってみましょう。
まずは2の方から。
あ、はい。バックログが吹っ飛びました。ロードでバックログが吹っ飛んでいたのでそうなるだろうとは予想していましたけど、何も知らずに「あ、今のところもう1回見たい」と軽い気持ちで前のメッセージに戻る機能を使った人はびっくり仰天ですね。
では続いて1の方を見てみましょう。
完璧だよ…。期待通りの挙動ですね。1つ前に戻るんですから、バックログも1つ前に戻るのが自然です。
ここでもう一つ、2よりも更に新しいはるとゆき、の挙動を見てみましょう。起動直後にロードしてみたらこうなりました。
「あ、これもバックログが吹っ飛ぶ作品かぁ…」と思って、前のメッセージに戻る機能を使ってみたらこうなりました。
本当に大丈夫か…?
はるとゆき、では起動時にバックログが初期化されますが、その後ロードや前のメッセージに戻る機能を使っても初期化されずに追記されていきます。「…う~」の前の「大丈夫だ」に戻ったので
「大丈夫だ」
「…う~」
「大丈夫だ」
の並びになりました。同じセーブデータをロードしまくればこうなりますし
狙ったセーブデータを作って順番にロードすれば面白いバックログ画面も作れちゃいます。
働くオトナの恋愛事情という100点満点の完成形が数年前に発売しているのにこの謎挙動はやっぱり意味がわかりませんね。普通にセーブ時点や前のメッセージ時点のバックログを復元してくれれば誰からも文句は出なかったと思いますけど。
1でできていたことが2でできなくなり、その後発売した新作で謎挙動になっている、しかもそれが絵や曲などの芸術方面ではなくUIという「そんなもんコピペして改善できるところだけ直せばいいだろ」な部分で発生しているという怪現象を目の当たりにして恐怖に震えました。心霊現象なら「お化けのせい」ですけど、これは100%人間の手で作られているんですよ。怖くないですか。
働くオトナの恋愛事情2には他にもやべぇ挙動があるんですが、それは次回にしましょう。それもまた「1でできていたことが2でできなくなる」パターンなんですよね。やべぇ。