これはかみのゆのコンフィグ画面です。右下に「スキップ設定」があり「既読のみ/すべて」を設定できるようになっています。
既読スキップは何度も通らなければならない共通ルートの既読部分を高速で片付けるのに役立ちます。一方で未読スキップって何に使うのでしょう。エロゲは読んで楽しむものなのに、まだ読んでいない未読テキストを問答無用でスキップするの…?
未読スキップは主に「あまり興味の湧かないHシーン」や「ルート制御を解除するために仕方なくクリアするルート」で活躍します。「スキップしたことで後で多少何言ってるかわからなくなってもいいから、とりあえずこのつまらん部分をさっさと片付けたい」と。
さて、では今進めているルートのヒロインがあまり魅力的ではなく、こいつのHシーンを見てもなぁというテンションの低い状態にあるとします。このヒロインのHシーンは未読テキストなので、スキップ設定を「すべて」にしないとスキップできませんね。はい。じゃあ「すべて」。Hシーンが終わるタイミングの暗転でCtrlキーを放し、無事に読み飛ばせました。
それで低いテンションのままこのヒロインのルートを何とか片付けまして。次のヒロインのルートに入るため、セーブしていたところから再開しました。これからいくつかの選択肢を経てルートに進んでいきます。なので1つ目の選択肢を選んでからもしばらくは既読テキストが続きます。同じテキストを何度も読んでも仕方ないのでスキップしちゃいましょうか。ずっとCtrlキーを押しっぱなしにするのもダルいしスキップ機能を使い…はい。これでは事故ります。現在のスキップ設定は「すべて」なので、次の選択肢までに未読テキストを差し込まれても、スキップでぶっ飛ばしてしまいます。これを回避するには、「既読のみ」に設定し直す必要があります。これが1、2回ならまだしもルートが多かったりすると何度も切り替えることになり…。
どうすればこの面倒を防げるかというと「スキップ機能ではスキップ設定に従い、Ctrlキーでは全てスキップする」という挙動にすることです。Ctrlキーは画面を見ながらCtrlキーを押してスキップするので、未読テキストに遭遇したところで急いで放せば、たとえ未読テキストを少しスキップしてしまってもバックログを漁るだけで済みます。かみのゆのように既読表示機能があれば「既読表示がなくなったから放さなきゃ!」と判断できていいですね。
さて、ではかみのゆではこのスキップ回りの挙動がどうなっていたかというと、うーん。どうだろう。微妙な感じでした。
- Ctrlキーはスキップ設定に従う
- 「Shiftキーですべてスキップ」にはなっていない
- 既読表示はあるが、モノローグのみでセリフでは機能しない
- 共通ルートに選択肢が多数ある
- ヒロインが多数おり、あまり魅力的でないHシーンもある
そんなこんなで「Hシーンは魅力的でなければスキップしたいが、すべてスキップ設定にしてスキップ機能を使うと未読テキストを飛ばしてしまいそう。それで仕方なくすべてスキップ設定にしてCtrlキーでスキップすることにしたが、共通ルートで同じシーンを何度も見せつけられることになった。スキップ機能でやりすごしたかった…」といった感じでした。
ちなみに「Shiftキーですべてスキップ」にはなっていないといいましたが、実はこうなっています。
Shiftキーを押しながらCtrlキーを押すと全てスキップなんですって。これに気づいたのは最後のルートに入って共通ルートが片付いた後なんですけど。ショートカットキーなんて作品毎に違うので覚え直しが億劫で一般的なものしか使わないんですよ…。Shiftキーを押してみてスキップできなかったので諦めてました。うーん。
Ctrlキーはすべてスキップであってほしいです。もしくはShiftキーがそうなっていてほしいです。よろしくお願いいたします。
