絵の練習法の話。描くものを決めてから描き始める

描きたいものは特にないけど絵は描きたい。というか周りのみんなはどんどん絵を完成させていくから、描いていないと不安になる。それでとりあえずペイントソフトを起動して線を引いてみるけど高確率でパッとしない。よくありますね。この現象の対策の話をしましょう。

冒頭の現象ですが、何も不思議なことは起こっていません。描くものが決まっていない状態で描き始めたって完成しない。そりゃそうです。目的地を決めずに出発して、さまよい歩いていい感じの場所に辿り着けるなんてことは滅多にありません。

じゃあどうするか。そんなの「とりあえず目的地を決める」だけです。「コンビニで煙草を買ってくる」「すぐそこのポストまで手紙を出してくる」―こうして目的地が決まれば、あとは目的地に向かって進むだけです。コンビニに行くことに失敗することは…まぁないでしょう。

見えてきましたね。絵も同じなので「椅子に座っている○○」と目的地を決めてしまえばいいんです。そしたら椅子に座っている○○を描けばよく、もう迷わずに進めます。

「でもただ椅子に座っているだけではエロくないのでは?」ですね。はい。多分いい絵にはなりません。けどそれでいいんです。決めなかったらそもそも何も完成せず、経験値は一切入らなかったんですから。それなら椅子に座っている○○を完成させてpixivに投稿して、経験値を貯めた方が何倍もマシです。

今そんなに上手くないんですから、「いい絵を描きたい」でいい絵なんて描けないんです。そしたら数を稼いでレベルアップする方が先です。レベルアップしていくうちに、いつの間にか普通に描いた絵が客にとってのいい絵になっている。そういう順序です。

今の1枚1枚はそれほど重要ではありません。1枚数万円で受けた仕事ではありませんし生涯を捧げる1枚でもありません。これから何百何千と描く練習の1枚です。そんなもんを重く捉えるのは馬鹿げています。

このため構図やシチュエーションは軽い気持ちで、何ならサイコロを転がすのでもいいんですが、とにかく気軽に決めます。これから1時間付き合うだけですから。完成させてpixivに投稿して経験値を獲得するのが目的なので、難しく考える必要はありません。真正面、真横、真後ろ、真上からの構図なら迷いようがありませんね。変なポーズとか取らなくていいですよ。

これで「ペイントソフトをにらめっこするも完成せず、一切経験値が入ってこなくてつらい」というあの状況に陥らなくなります。経験値が入ってくればレベルアップしていき、今よりマシな状況になります。Youtuberなんかが最初に「今日は○○をしたいと思いま~す」と宣言しているじゃないですか。アレをやりましょう。ペイントソフトを起動したらまずあの儀式をやって、それからペンを握ってください。劇的に描きやすくなるはずです。