診断メーカーや質問箱は、一般的にはとても便利なサービスです。

Twitterをしばらくやっていると、診断メーカーと質問箱、それとハッシュタグに遭遇すると思います。アレ、キモくないですか。アレを気持ち悪く感じたなら、あなたは私のお仲間で、異常です。

診断メーカーで作られた何が楽しいんだかわからないクソみたいなツイート、滅んでほしいですよね。プログラムが自動生成したツイートを読みたくてフォローしたわけじゃねぇんだよ!と。質問箱もキモいですよね。(多分人からでなくシステムから出されただけの)質問に延々と答え続けている人を見ると「えぇ…」ってなりますね。クソキモいハッシュタグも「うわぁ…」ってなりますね。

私もそうです。私もあなたもお仲間で、異常なのでしょう。

ブラインドタッチ、キーボードを見ずに思い通りの文字を入力できることですね。私たちにとっては当たり前の技能ですが特殊技能です。いいですか。特殊なんです。私たちは半分寝ていても思考の速度で文字を入力できますが、一般的にはそうではありません。100文字入力するのに数分~10分程度軽く掛かります。

それを診断メーカーは数文字入力するだけで簡単にそれなりに面白い文字列を生成してくれます。私たち向けではありませんが、これは画期的なサービスですよ。

また人類の多くは私たちほど強烈な自我を持ちません。私たちのように特別なイベントがなくてもツイートしたいことがぽこぽこ発生するのは異常です。普通は「焼き肉食べた!おいしかった!」が限界。部屋でぼーっとしている状態で「私はなぜ焼き肉を食べたいと思ったんだろう。そもそも焼き肉とは…」などと考えたりしません。

そんな人類にTwitterはツイートを要求します。でもツイートすることがありません。そんなに毎食特別な食事をしているわけではないし、通勤の度に突飛な光景を目にするわけでもない。ツイートできるネタがないんです。

そんな彼らがツイートを書き出すサポートをするのが質問箱やハッシュタグです。「好きな食べ物は?」と問われれば「んーそうだなぁカレーかな」と考えられ、それをツイートにできるんです。これまた大変便利なサービスです。これも私たち向けのサービスではありませんけど。

 

事情はわかったけどそんなクソツイートでタイムラインを流される側の身にもなってみろよ、というのはちょっと酷です。

私たちはほら、二桁年、それも日々何時間もインターネットに費やしてきました。このため「投稿すると他の投稿が流れる」ということを感覚的に理解しています。けど人類の多くは私たちほどインターネットに慣れていません。「投稿が流れる」という概念を理解していないんです。彼らにとって「投稿」とは「投稿すること」であり「他の投稿を流すこと」ではないんです。

その上彼らは文字入力が苦手です。書き切ると一仕事やり遂げた達成感に満たされるんです。そしてそのまま投稿ボタンをぽちっとやっちゃうんです。私たちが慣れない社会でやっていることを、彼らは慣れないインターネットでやっているんです。

 

「オタクは特殊である」なんて当たり前で頭ではわかっているはずなのに、つい忘れちゃうんですよね。それでキモい!って、一般的にキモいのは私たちの方。インターネットがオタクだけのものでなくなって久しいです。そりゃ一般人を対象としたサービスや機能も出てきますよね。

キモいものを今日明日ですっと受け入れるのは難しいですが、キモいキモいとイライラしていてもアレなので、仕方ないの精神で流していきましょう。