面白くない、キモいなどのツイートの質が原因でフォロワーが増えないというのはあると思います。しかしそれ以前の問題で「あなたのページに辿り着いたのに、あなたのツイートを発見できなかった人」が大量発生しているかもしれません。
あなたのページに辿り着いた人があなたをフォローするまでの流れは
- プロフィールをパッと眺める
- プロフィールがよさげならツイートを眺める
- ツイートもよさげならフォローする
です。RTキャンペーンが問題になるのはこの2番目です。
パソコンのモニタの縦幅は一般的に1080ピクセルくらいです。もう少し大きかったり小さかったりするかもしれませんけど、大体こんなもんです。Twitterはブラウザで利用するのでブラウザのウィンドウ枠が表示されているはずで、下にはタスクバーもあるでしょう。それらを差し引くと1000ピクセルより小さくなります。更にTwitterにはスクロールの影響を受けずに常時表示されるヘッダーもあります。
そんなこんなでツイート表示域は大体950ピクセル程度です。
それでは適当に目に付いたRTキャンペーンの縦幅を見てみましょう。
9月はまいてつ pure stationのマルチランゲージ版の発売決定を記念して、ふかみ役の永井真衣さんとのコラボキャンペーンが実現しました。
— まいてつ -pure station- 公式アカウント (@maitetsu_ps) September 12, 2019
Nintendo Switch本体とサイン入り白ウサ色紙が当たります!
参加方法は
永井真衣公式 @nagaimai
まいてつPS公式 @maitetsu_ps
フォローしてリツイート! pic.twitter.com/7ANQG6R24G
景品や作品、アカウントの紹介と参加方法に目を惹く画像が添付されたこちらのRTキャンペーンは、私の環境で大体600ピクセルくらいで表示されました。
ツイート表示域が950ピクセルなので、1画面に1.5ツイートしか表示できません。次のツイートを見たければ、スクロールするしかありません。まぁRTキャンペーンをRTするような人なので、スクロールしてもまたRTキャンペーンかイラストRTか、そんなもんでしょう。多分10ツイート分もスクロールすれば心が折れます。
心が折れたら、フォローしないですね。そもそもツイートの質を見たくてスクロールを開始したのに、いつまで経っても本人のツイートを発見できないんですから「じゃあ他に行こう」としかなりません。フォローするのがあなたである必要もありませんしね。
ではRTキャンペーンへの参加をやめるとどうなるでしょう。というと私が実例なので見てみましょう。縦幅の大きいRTをほとんど利用せず、RTキャンペーンなんて全く参加していません。このためツイートの行数にもよりますが、今回は1画面に6ツイート表示されています。
これなら「本人のツイートを発見できずに心が折れることはない」でしょう。「面白くない」「何か合わない気がする」「キモい」などの理由でフォローしないかもしれませんが、少なくとも「本人のツイートを発見できずに心が折れることはない」です。
あなたのページに辿り着いた100人のうち50人しかあなたのツイートを発見できなければ、50人しかツイートの質をテストできないんです。そりゃフォロワーは50人しか増えませんし、全員合格ではないでしょうからそれより少なくなります。もちろん100人でも全員合格ではないですが、受験者数が増えれば合格者数も増えます。簡単な話ですね。フォロワーを増やしたいなら、RTなんてすべきではありません。
「RTばかりしていると本人のツイートを発見しづらくなり、フォロワーは増えにくくなる」言われてみれば何てことはない、簡単なことですね。広告掲示板みたいになっているアカウントをよく見掛けますけど、そんなもん誰も見向きもしません。
「でもRTキャンペーンには参加したいし、仕方ないよね」と諦めるにしても、「じゃあRTキャンペーンに参加するのはもうやめよう」と受け入れるにしても、納得してRTキャンペーンやフォロワーと付き合っていくのがいいんじゃないかと思います。