あなたは小さい頃、周りのみんなを笑わせられましたか?


これはLOVELY×CATION2のマップ画面です。日々あちこちでアイテムを集めて主人公を鍛えてヒロインとのハッピーエンドを目指す作品で、これはそのアイテムを選択する画面です。つらくないですかこれ。

LOVELY×CATION2では、1ルートに付きおおよそ20日程度このマップ画面を利用します。ルートは4本、約80回ですね。

それでその…アレですね。アイテムには何とも言えない寒いネタが使われています。元ネタはわかるけどクスッとくるかというと全くダメ、むしろちょっとげんなりするくらいです。全アイテムがそうとはいいませんが、全クリまではこれと80回程度お付き合いすることになります。ヒロインがかわいいとかエロいとかいう話の前で心が折れそうになりました。

 

さて、ではちょっと幼少の頃を思い出してみてください。あなたの言動で、クラスメイトのみんなやご近所の皆さんを笑顔にできていましたか。

多分大半の方はできていなかったと思います。私たちの大半は別に面白い人類ではありませんから。会場を盛り上げられる芸人とは、流れている血が全然違うんです。そんな私たちが作品にネタを突っ込んでも、当たり前のことが当たり前に起こってプレイヤーを白けさせます。あなたが特別ダメというわけではなく、私たちの大半にはそんな能力がないんですから仕方ありません。

客を笑わせられる能力がある人が書くから、ネタは効果を発揮するんです。そうでない人が書いたネタは客を白けさせますし、それが何度も強制的に見せつけられるのでは心が折れてしまいます。あなたの幼少期の思い出はみんなの笑いに彩られていますか。そうでなくても、その後笑わせる能力を鍛えた時期はありましたか。そうでないなら、ネタで作品の評価を上げる試みは…諦めましょう。