エロゲの割引情報なんて全部無視していいですよ

エロゲも商品なので、定価で売られているとは限りません。あるときは何割引か、またあるときはプレミアム価格になっていて割高で。まぁそんなこと気にしなくていいと思うんですよね。エロゲなので。

預金口座残高が1000万円よりは1000万1000円の方がいい。そりゃそうです。他に差がなければ、誰だって1000万1000円の方を選ぶと思います。

けど差があるなら、1000万1000円の方を選ぶために1時間長く面倒な説明を受ける必要があるならどうでしょう。じゃあ1000万円の方でいいやってなりませんか。既に1000万円という十分なお金があって、そこに1000円を追加するかどうかなんて誤差なので。

ところであなたはこれから一生のうちに何本のエロゲを買うでしょう。10本か20本か、まぁ数えられる程度の本数でしょう。それぞれ2000円くらい安く買ったとしても2~4万円です。一生の中で2~4万円って誤差じゃないですか。そりゃ1004万円の方がいいけど、1000万円でも大差ない。エロゲで暇を潰せるんですから、生活には余裕があるはずです。借金取りに追われる毎日にエロゲする余裕なんてないでしょうから。それなら、2~4万円ってどうでもいいじゃないですか。

 

「いやいや10本20本って何だよ。毎月数本買うから数百本になるだろ」みたいな人、多分いると思います。けど一生のうちに10本20本を超える本数のエロゲを買うってそもそも何かを間違えていませんか。エロゲって毒ですよ。そんなに大量に摂取していいわけがないじゃないですか。

エロゲは買って終わりではありません。多大な悪影響を受けながら何十時間を費やしてプレイするんです。それを数百本というのは、明らかにやりすぎです。「割引額の影響が誤差で収まらないほどエロゲを買うと、エロゲの悪影響により割引額云々以前に人生が詰む」という話です。だから割引額の影響が誤差で収まる本数にするんです。そしてそれなら割引情報なんて気にしなくていいんです。

 

さて、割引情報を無視すると悩みが減ります。突然何言ってるんでしょうね私。エロゲの割引情報と悩みがどう関係するのか。

人間は話題に上がったことに意識が向くようにできています。言われなければ、肌が荒れていたり髪が薄くなったことになんて気付きません。

それをあなたが「最近肌が荒れてきてさぁ」なんて話題にすれば、聞いた相手は色々なものの集合体のあなたの中で「肌の荒れ具合」という要素に注目します。相手はあなたを「肌の荒れた人」と認識して、今後「あなたの肌の荒れ具合」に注目します。こうなるとあなたにとって肌は「よく見られるもの」なので、肌の荒れ具合はより一層気になり、肌荒れに効く色々を買いたくなります。

さて、これで儲かるのは誰でしょう。肌荒れに効く色々を売る人ですね。彼らは人々が肌荒れを気にしてくれた方が儲かるので、広告で「肌荒れ」という言葉をばらまきます。

「広告」は割引情報が掲載される枠でもありますね。割引情報という有益な情報があるかもしれないから、私たちは広告に意識を向けるんです。「割引情報は誤差であり、有益な情報ではない」となれば、広告は「無視できるもの」になります。

広告を無視すれば、肌が多少荒れていても意識しなくなります。だから「割引情報を無視すると健康上の悩みが減る」というワケです。致命的な健康問題は痛かったり気持ち悪かったり体が変色したりして多分自分で気付くでしょうから、それでいいじゃないですか。

仮に肌荒れを今回の商品で解消できても、「広告で悩みを抱える性質」がある限りどうせまたすぐに次の悩みを抱えて、致命的でもない悩みの解消に大金を費やす羽目になります。そしたら割引情報で浮いた数万円なんて軽く溶けちゃうじゃないですか。だから広告なんて、割引情報なんて、無視しましょう。

 

  • エロゲなんてそんなに買わないから、割引情報の影響は誤差にしかならない
  • 割引情報が掲載される広告枠には、悩みを発生させる広告も掲載される
  • しかし広告で発生する悩みなんて致命的ではない
  • しょうもないことで悩んでも仕方ないので、広告も割引情報も無視しましょう

悩みなんて致命的なことだけで十分です。痛いとか気持ち悪いとか。致命的でない悩みに振り回されないために、そもそもその原因となる広告を無視できるよう、割引情報なんて無視しちゃいましょう。