エロは世界共通ということか、多言語対応しているエロゲを見ることがあります。日本語版、A語版と分かれているもの、設定画面から言語を切り替えられるもの、色々ありますね。アレ、やめてほしいと思ってます。
ある日本人エロゲーマーがエロゲメーカーの公式ホームページにアクセスしたところ「○○ A語版の制作が決定しました!」という記事がありました。日本人エロゲーマーはこれにどのような反応を示すでしょうか。「やったー!A語圏にも同好の士が増えるぞ!A語に限らず他の言語でももっとやれ!」となるかというと、まぁなりませんよね。「あ、そう…」という微妙な反応になると思います。だって日本語版をプレイ済みですし。新作や修正パッチ、セールやグッズといった自分向けの情報と違い、完全に自分以外の誰か向けの情報ですからね。そりゃいりません。はよ新作作れや。
商売的に勝てると見込んだから多言語対応に踏み切ったという事情はまぁわかります。多言語対応した方が儲かるから多言語対応した。やらなきゃ損。そういう商売の話はさておいて、「日本人エロゲーマーにとってA語版なんてどうでもいい」という話です。
つまり「多言語対応を、日本人エロゲーマーに届かない形で告知する」なら経営陣も日本人エロゲーマーもみんな幸せということになりますが、じゃあどうしたらと考えると「エロゲメーカーの公式ホームページを多言語対応する」という方法を思いつきます。
日本語版とA語版の公式ホームページを用意し、どうにかして利用者の言語を識別して切り替えます。そうすると日本人エロゲーマーはA語版が存在することを知らないまま、微妙な気持ちになることもないまま幸せに暮らせます。A語圏の人々も、元々日本語のエロゲであることはわかるかもしれませんが、自分たちが読みやすい言語でもプレイできることを知って幸せになります。
…のはずですが、今日も元気に日本語の公式ホームページやSNSアカウントで元気に多言語対応の告知が行われているんですよね。技術的に難しいのか、多言語対応の告知を見せられても微妙な気持ちにしかならない問題をそもそも問題として認識されていないのか。もしかすると私だけが微妙な気持ちになる病気を患っているのか。一般的には「やったー!多言語対応だー!!!」となるのでしょうか…?