性癖のしくみと性犯罪防止策としてのお見合い

「小1の妹がトイレへ連れ込まれそうに!乗客もいる昼間の電車で、一体何が?」という記事のコメント欄に「性癖は決して直らない」といったコメントがあって「そもそも性癖とは?」というのをぼんやり考えたので記事にしました。

性癖とは「こんなものでも性的に興奮できるんだ!」という気づきです。運がいいんだか悪いんだか、何かに出会って性的に興奮して気付くんですね。同年代の異性かもしれないし、年齢の離れた異性かもしれないし、同性かもしれないし、二次元かも三次元かもわかりません。興奮できればなんでもいいので可能性は無限大。

 

では性癖が生える流れを説明します。

ここにロリコンがいるとします。人生の中で幼女で興奮できるという気づきを得た人ですね。そのロリコンがぼけーっとインターネットしていたところ、たまたま無料で見られるアニメがあって、特に深く考えずに見てみました。そのアニメはOLが5人くらい集まって職場でわちゃわちゃする作品で、エンディングが始まってふと気付くと、なんと勃起していました。

ロリで興奮できることは知っていましたが、OLでも興奮できるとは知りませんでした。それが今回のアニメとの偶然の出会いで気づきを得て新しくOL好きという性癖が生えました。

性癖は生えることがあれば、逆に枯れることもあります。今度は枯れる方を説明しましょう。

先ほどのロリコン+OL好きは、新しく興奮できることを知ったOLに興味を持ち、しばらくOL作品を漁っていました。そしてあるときふと最近ロリ作品を見ていないことに気づき、久しぶりにロリ作品を見てみました。あれ…勃起しません。よくよく考えてみればロリって胸は小さいし大人の色気もないし…あれ?微妙じゃね…?こうしてロリコン+OL好きはロリコンではなくなり、OL好きになりました。

この枯れるステップが発生しないままロリ+OL+モンスター娘+…と次々に性癖が生えまくって性癖大百科みたいになる場合もあれば、生えも枯れもせずにロリ+OLのままの場合もあります。最終的にロリしか残らないかもしれません。こればかりはご縁次第ですね。出会いがあるかないか。

ご縁なので人間関係と同様、出会いの多い場を好んで利用すると性癖が生えやすくなります。pixivやニジエなどの性癖のパーティーみたいなところに入り浸っていたらまぁそうなりますね。逆にpixivやニジエでも自分の性癖関連のタグしか利用しないようなら、それは引きこもりと同じですから性癖は生えにくいです。

 

ついでに性癖の直し方の話。性癖は生えたり枯れたりするものなので基本的に直りません。「ロリで興奮できることに気付いた」という記憶は消えませんし、性欲が健在なら何らかの手段で発散しなければならないので性癖が全くないというわけにもいきません。

このため「ロリコンは流石にマズいから直したい」という場合は、ロリ以外の性癖を生やす方向でいきます。OLと女子高生と猫耳と…と性癖が増えればロリはその中の1つでしかなくなり、ロリである必要もなくなり、少なくとも「直さなきゃマズい」ほどのロリコンからは抜け出せます。

ロリでも興奮できるということを忘れるほど他の性癖で時間を費やせれば実質的に直ったようなものですし、そうこうしているうちに本当に今回の例のように「ロリで興奮できないこと」に気づくかもしれません。

 

では置いておいた記事の内容に戻りましょうか。「妹が変なおっさんにトイレに連れ込まれそうになったのを姉が何とかした」という話です。このような事案をどうしたら防げるか。

コメント欄では女性側の防衛策からロリコンにGPSチップを埋め込むような加害者側の再発防止策まで様々なコメントが投稿されていました。私は「ロリコンがロリに手を出さずに済めばいいんだろ?」ということで「ロリコンに他の性癖を生やすようにすればいいのではないか」と考えました。

ロリコンがロリに手を出すのは、ロリで興奮できることがわかっているためです。ロリ以外でも興奮できることに気付いていないかもしれません。そしたら興奮するにはロリに手を出すしかありません。それがOLでも興奮できることに気付けば無理にロリに手を出す必要がなくなります。OLでもいいのでわざわざ世間体の悪いロリに手を出さなくてもいいじゃないですか。

そしてロリと違いOL相手となれば相手もそれなりに力があるので、力尽くで押さえつけてセックスというのはできなくはありませんが危険を伴います。何なら返り討ちに遭います。そしたら言葉巧みに相手を惹き付けてセックスに持ち込むことになり、それってつまり恋愛の駆け引きです。ロリコンとはいえロリでも興奮できることに気付いただけの一般男性なので、女性側も男性がロリコンであることなど気付きもしないまま結婚に至って幸せな家庭を築くまであります。

 

子供を性犯罪から守るためにやったわけではないでしょうけど、これを実際に社会で広くやっていたのがお見合いです。年頃の異性と実際に会って話してみれば普通にいい感じの異性は割とたくさんいるので、数回見合いをすれば「年頃の異性でも興奮できる」と気付き、そういう性癖が生えます。そしたらロリに手を出す必要がなくなります。

ついでに「年頃になると世話好きのおばちゃんがどこからともなく見合い話を持ってきてくれる」という空気があれば、セックスの最低保証があるのでわざわざ危険を冒してまでロリに手を出す必要もなくなります。ロリに手を出して失敗した挙げ句噂好きなおばちゃんネットワークで変態だなんて拡散されたら最低保証が吹っ飛ぶので抑止力にもなります。こうして考えると見合いってすげぇシステムですね。よくできてます。

じゃあ今からお見合い制度を再興できるかというと…まぁ…難しいですよね…。結局他のあらゆる犯罪と同じく襲われる側は自己防衛するしかなく、自己防衛の薄いところが狙われるので被害者数はそれほど減らず、GPSチップか何かで追跡するのも初犯は防ぎようがなく、そんなこんなで今日明日でパッと子供を狙った性犯罪がなくなるなんてこともなさそうですね。そもそもここはただのエロゲブログですので社会問題をばっさりやっつけられる妙案とか出てこないです。ただの思考実験とか妄想とかそういう類のやつです。