残念なUI「Tabキーにショートカットキーを割り当てる」

これは宿星のガールフレンドのゲーム画面です。画面下部にスキップモードボタンがあり、このボタンを押すとスキップモードに切り替わります。ちょっとボタンが小さくてクリックしづらいですね。でもご安心ください。Tabキーを押すことでも切り替えられるようショートカットキーが設定されているので、小さなボタンをクリックする必要はありません。便利ですね。

さて、それはさておき私はエロゲを攻略情報を見ながらプレイする方なので、宿星のガールフレンドの攻略情報を調べようと思いました。WindowsにはAltキーを押しながらTabキーを押すとウィンドウを切り替えられる機能があるんですよね。便利ですね。ということでAltTab~。…なるほど攻略情報を見てどの選択肢を選べばいいかわかったのでゲームを再開することにしました。AltTab~。この直後に悲鳴を上げることになるとは、このときの私は想像もしていませんでした。

宿星のガールフレンドのウィンドウに切り替わった途端にスキップモードが発動し、驚いているうちにどんどん場面が進んでいってしまいました。え、何がどうしたの!?慌ててスキップモードをオフにした頃には、何か新しいヒロインさんが登場して会話してました。どちら様でしょうか…。

宿星のガールフレンドがTabキーが押されていることを感知してスキップモードに切り替わったんですね。すべてのテキストをスキップできるように設定していたことも災いして無事に集中力が消え去りました。

 

AltTabは本来は

  1. Altキーを押し下げる
  2. Tabキーを押す(AltTabが発動してウィンドウリストが表示される)
  3. Tabキーを何度か押す(リストの次の要素を選ぶ)
  4. Altキーを放す(選ばれているウィンドウをアクティブにする)

という順で操作しますが、4番でAltキーが放されたとき、Tabキーが放されているかどうかを気にしません。このためうっかりTabキーより先にAltキーを放すと「Tabキーが押し下げられた状態で、選ばれているウィンドウをアクティブにする」ことになります。そして宿星のガールフレンドは「お、Tabキーが押されてるじゃん!それじゃあスキップモードのオンオフを切り替えるぜ!」と設計通りに処理を行い、私の集中力さんを消し去ってしまったわけです。

どうすればこの事故を防げたのでしょうかって、Tabキーなんかにショートカットキーを割り当てないでください。