これは恋と選挙とチョコレートのゲーム画面です。右下にSKIPボタンがあります。設定画面で未読のみスキップするようにしているので、このボタンを押すと未読部分に到達するまでスキップモードが続きます。
それでしばらくスキップして未読部分に到達しました。ここは本作の素晴らしいところで、スキップモードはオフにはならず、単に未読部分はスキップしないだけです。再び既読部分に入るとスキップが再開します。とても楽でいいですね。問題はそこじゃないんです。
さて、実際の例を見てみましょう。今回は1クリック分未読テキストがあります。
既読1
未読(現在地)
既読2
こうなったところで、既読1を見直したくなりました。本作に前のシーンに戻る機能はないので、というかそんな面倒なことをするまでもなくホイールを転がしてバックログを開きますね。それで満足してバックログを閉じ、クリックして既読2に進みます。
既読1
未読
既読2(現在地)
既読2、3、4、…と読み進めていき、違和感に気付きます。あれ?これ読んだことある?と。はい。そうです。本作ではバックログを開くとスキップモードがオフになってしまうんです。
そしてしばらくしてヒロインとのHシーンが始まりました。が、つまらなかったのでスキップすることにしました。今別にそういう気分じゃないんだよなって。本作ではSpaceキーで既読・未読にかかわらずスキップできます。ってことでポチッと。
Hシーンが終わり、またしばらく読み進め…また違和感に気付きます。あれ?これ(以下略)本作ではSpaceキーを放したタイミングでも、スキップモードがオフになってしまうんです。
「未読部分に到達しても、次の既読部分に備えてスキップモードを維持する」という発想は素晴らしいんですが、その維持されているはずのスキップモードが無意識レベルで使用する機能によってあっさりオフに戻ってしまい、その挙動に気付けないと「いつの間にかオフになっている頼りない機能」になってしまうのがとても残念でした。