クイックロードが全然クイックロードじゃない問題

クイックセーブはちゃんとクイックなセーブ機能です。ゲーム画面でボタンを押すだけで、セーブデータを選ぶ手間を掛けずにセーブできます。一方でクイックロードはどうでしょう。クイックでしょうか。

クイックロードもセーブデータを選ぶ手間を掛けずにロードできるので、クイックといえばクイックです。ただしセーブとロードは使う場面が全然違います。ゲーム画面で利用するセーブ機能と違い、ロード機能を使うのは主にタイトル画面です。中断していたゲームを再開するためにロード機能を使います。

でもタイトル画面にクイックロードボタンがある作品ってあまりありませんよね。

そりゃそうだ、前回の続きから始める機能があれば不要ですもんね。中断していたゲームを再開するだけならこちらの方がセーブする手間さえ掛からず便利です。

しかし前回の続きから始める機能が付いていない作品も多くあります。

このような作品でクイックセーブをロードするのは地味に辛いものがあります。

  1. タイトル画面にクイックロードボタンがあれば万歳
  2. なければロード画面を開いてクイックセーブ枠があれば万歳
  3. なければ適当なセーブデータをロードしてゲーム画面のクイックロードボタンを押す
  4. クイックセーブしかしていなければタイトル画面に戻って最初から始めてクイックロードする

クイックとは言い難い手順ですね。特に最初から始めると重めの演出が入って待たされることも多く、数秒ではあっても中断の度に食らっていたらキツいです。そうすると「クイックセーブ自体は楽だけど、クイックロードが不便だから普通にセーブ・ロードする」という本末転倒な悲しい運用になりかねません。便利そうな機能があって期待したのに、裏切られた。それはとても悲しいことです。

 

ではどうすれば、ってそんなのタイトル画面にクイックロードボタンを設置しましょう。前回の続きから始める機能もあれば完璧です。
前回の続きから始める機能があるとわかれば中断目的でクイックセーブなんてしません。精々初回だけ、前回の続きから始める機能があるかわからないときに使うくらいです。そうなればクイックセーブ機能は射精先差分の回収を少し簡単にする機能に成り下がるでしょう。それでいいんです。クイックロード機能が悲しい運用をされなければそれで。