こちらは身長差恋愛のススメのゲーム画面で、タイトル画面に戻ろうとしたところです。セーブせずに間違えて戻ろうとした場合などに備えて確認メッセージが表示されます。Yesをクリックすればタイトル画面に戻れますし、Noをクリックすればキャンセルできます。わかる。
ではそれ以外の部分、たとえば確認ダイアログの「タイトルに戻りますか?」の文字をクリックした場合はどうなるでしょうってそりゃどうもなりませんよね。画面に変化は起こらないはずです。一般に、確認ダイアログのボタン以外の部分にはクリック判定はありません。ということでクリックしてみましょう。
あ、はい。確認ダイアログがキャンセルされてしまいました。
私たちは普段ペイントソフト、テキストエディタ、WordやExcelなど様々なソフトで以下のような確認のダイアログに触れていて、その挙動に慣れています。
「ボタン以外の部分にクリック判定はなく、確認ダイアログが表示されている間は本体に触れられなくなっている」というあのおなじみの挙動ですね。ボタン以外の部分をクリックしても反応しないはずなので、ノリでボタン外をクリックしますし、それでキャンセルされたらクソ深いため息をつくことになります。
しかもこのダイアログ、よく見るとYes/Noボタンが枠で囲まれておらず、境界がわかりづらいです。
それで「ボタン以外をクリックしたらキャンセル」って、そりゃまぁ事故りますよね。
UIの基本は「みんなに合わせる」です。みんなに合わせれば、他で慣れた利用者がストレスなく利用してくれます。みんなと違うUIは、慣れが通用しないのでそれだけで使いづらくなります。