残念なUI「別の要素でもオンマウス演出が行われる」

これはカノジョ*ステップのタイトル画面です。シンプルで何の間違いもないタイトル画面ですね。ボタンは一般的な順番で並んでいて、メニューボタンとしてまとまっていて独立しているボタンもなく、十分な大きさなのも素晴らしい。文句の付けようがありませんね。ではさっそくカノジョ*ステップ、始めて行きましょう!

ビクッとなりました。美少女がビクッとなるのはかわいいですけど、エロゲオタクのおっさんがビクッとなっても誰も幸せにならないですね。

クリックするためにStart Gameに注目しながらマウスカーソルを合わせたところ、全然違う場所にもHelpとかいうオンマウス演出と似た要素が出現しました。マウスカーソルを合わせ間違えたかと思いました。それで何かと思ってHelpに注目してみたらボタン横の説明文と同じ文言が表示されているだけです。…は?

多分これなら驚きませんでした。Helpの存在を認識してからボタンにマウスカーソルを合わせるので、覚悟できています。
もしくはこれなら、驚きはしても「…は?」とはならなかったと思います。

ボタンの説明が存在しないので、Helpで初めて有益な情報に出会うことになり、まぁそこまで悪い印象にはならなかったでしょう。そもそもボタン名がわかりやすければ説明なんて不要なんですけど。

残念ながら本作のタイトル画面ではどちらでもなかったので、私はオンマウス演出で驚き、その後注目して「…は?」となってしまいました。

 

オンマウス演出はユーザーに「あなたはちゃんとこの要素にマウスカーソルを合わせることができています。ご安心ください」というメッセージを伝えるものです。オンマウス演出はマウスカーソルの当たっている要素に限定して、ユーザーを驚かせないようにしましょう。UIはユーザーを驚かせるためのものではありませんので。