DLsiteの作品にはレビューを投稿でき、そのレビューには利用者が「役に立った」ボタンで投票ができます。別に参考になっても1円の儲けにもなりませんが、どうせなら参考になってほしいですね。ということで今回はこの「役に立った」の稼ぎ方を解説します。
どこで戦うか
- 新作
- レビュー数が少ない
- 先頭に表示される
この3点がポイントです。「何を書くか」以前の問題で、戦場を選ぶところから始まります。
新作
旧作より新作の方が注目を集めやすく作品ページのアクセス数が多いため、参考になりやすいです。旧作でいくら良質なレビューを増やしても、ほとんど参考にならないでしょう。
レビュー数が少ない
画像を添付できるわけでもないDLsiteのレビューで、既にレビュー数が多いと、その中であなたのレビューが目立つのは至難の業です。ですので競合の少ない作品を狙います。つまり特殊性癖作品が狙い目ということです。ただ、あまりに特殊すぎるとそもそも誰も作品ページにアクセスしないために、参考にもなりません。逆に一般性癖作品だと大量のレビューが投稿されて埋もれます。
先頭に表示される
あなたはこの「すべてのレビューを見る」をクリックして全てのレビューに目を通そうと思いますか。思いませんよね。レビューは末尾に向けてアクセス数が減り、参考にならなくなります。つまり先頭に並ぶレビューにすべきということになります。
レビューの並び順の初期値は「トップレビュー順」というよくわからない順番です。よくわかりませんがプログラムが考慮できる情報は投稿日、作品をおすすめする、購入済み、評価と役に立った数、違反報告数でしょうか。投稿者の過去の評価なども頑張れば考慮できますか。これらの情報からどのように並べているかと考えると、
作品をおすすめする:その方が何かいい印象を与えそう。
購入済み:その方が何かいい印象を与えそう。
評価:高い方がいい印象を与えそう。
役に立った数:多い方がいい印象を与えそう。
違反報告数:少ない方がいい印象を与えそう。
といったところでしょうか。どういうレビューが前に並んだ方がDLsite的に嬉しい(儲かる)かと考えたら大きくは外れていないでしょう。この見立てが正しいとしたら「新作を発売直後にDLsiteで買って、pickup設定・高い評価のレビューを投稿する」となります。違反報告数は、違反していなければそうそう増えないんじゃないでしょうか。知らんけど。
短くまとめると「程々に特殊な性癖の新作を発売直後にDLsiteで買い、ババッとプレイしてpickup設定・高い評価でレビューを投稿して役に立った数をスタートダッシュで稼ぎ、並び順の先頭に張り付いてその後も役に立った数を増やしていく」になります。
どう戦うか
- ネタバレしない
- 改行、段落分けを適切に行う
- 誤字脱字や誤用を減らす
がポイントです。
ネタバレしない
ネタバレすると
こうしなくてはならなくなり、クリックしないとレビューが表示されなくなります。このボタンが小さくクリックしづらいので、見てもらえず参考にならなくなります。
改行、段落分けを適切に行う
改行、段落分けを適切に行わないと、文字がぎっしり詰まった印象を与え、そもそも読む気にならなくなります。当ブログでも段落分けしていますね。やっていきましょう。
誤字脱字や誤用を減らす
誤字脱字などがあってもそのまま掲載されるので、多ければその分読みづらくなり、本質的に参考になるレビューだとしても印象が悪くなり、役に立ったボタンを押したくなくなります。
「レビュアーが選んだジャンル」は多分いらない
皆様「レビュアーが選んだジャンル」って参考にしたことあります? 私ないんですけど。あの大量に並んでいるジャンルから頑張って選んで設定しても、もしかしたら誰も参考にしていないんじゃないでしょうか。「設定した場合としなかった場合の役に立った数の違い」なんてデータは取りようがないのでわかりませんけど。私は最初の頃は頑張って設定していましたが、途中からは面倒になってやめました。
何を書くか
やっと内容の話です。
- 「役に立った」ボタンを押したくなる内容にする
これだけ。そりゃそうだというような話ですね。たとえば、私はUIの話が大好きで、ボタンがどうとか機能がどうとかの話題に興味津々です。でもUIの話を文字数制限いっぱいまでぎっしり書いても、まぁ参考になりません。そりゃそうです。あなたの書きたいことと、読者の知りたいことは違います。あなたが書きたいことを書いて満足できても、読者は知りたいことを知れないので「役に立った」と感じづらいです。
ではどうしたら「役に立った」と感じられるか。いくつか案を示します。
体験版に誘導する
「アヘ顔が少々キツく、受け付けない人も多そうです。体験版やサンプルCGをよく見て大丈夫か確認しておくといいでしょう。」
参考になりますよね。購入する人はもちろん、購入しないことに決めた人も「あっぶねー!ありがとう助かったわ!」となります。
不満を書く
「こんなシナリオにした作者頭おかしいだろ死ね!」では多分掲載前の審査で弾かれますが、冷静に言葉を選んで書いた不満なら審査を通過することもあります。「明るいルートが多いですが、一部のルートではヒロインが寝取られるので、寝取られが苦手な方は回避した方がいいかもしれません。」なら、通るかわかりませんが先ほどの例と比べたら通りそうですね。そして「地雷ルートがある」という参考になる情報を提供しています。
攻略情報、不具合対策情報を書く
レビューは購入前の利用者ばかりでなく、購入後の利用者も読みます。これがレビューかというとちょっとアレですが、攻略情報や不具合対策情報も購入後に詰んだ皆様の参考になる情報です。ただ、これらの情報は攻略情報が公開されたり不具合が修正されたりで価値を失いやすいです。
ウケ、共感を狙う
DLsiteのレビューには「役に立った」と違反報告しか反応手段がないので、笑えるレビューにも参考になるレビューにも「役に立った」としか反応できません。このため笑わせるか、または共感を得られる自信があるなら、狙ってみてもいいかもしれません。「役に立ってないじゃん!」というのはありますが。
…とここまで偉そうに書いていますが私の役に立った数も100とか1000とかぶっ飛んでいるわけではなく、多くて20くらいです。ですが「いいレビューを書けたはずなのに役に立った数が全然増えない…」という方が、なぜそうなったのか理解するきっかけにはなると思います。この記事は役に立ちましたか?